第二百四十一幕…始まりの大空と龍 ページ18
Aside
目を覚ませば…そこは、緑豊かな草原だった
空は綺麗な大空を見せて、木々が点々と散らばり、草木が散りゆく花びらとともに風に踊る…
そんな美しい場所で、二人の男女が楽しそうに何かを話しているのが見えた
ここは…夢？
けれど、いつものように宙に浮いているわけではなく、足が地面について歩くこともできる
私はそんな足で、その男女に近づけば…その顔にはどこか見覚えがあった
そう、この顔は…初代ボンゴレプリーモ“ジョット”
そして、初代龍の守護者にして、緋龍王の末裔にして、プリーモの妻であるこの人…“ヴィレーノ”
ジョ「ヴィレ！お前からもらったアドバイス通りに懐中時計を渡したら、みんな喜んでくれたぞ！！」
ヴィ「そう…よかったわね、ジョット」
ジョ「ああ！あ、ヴィレの分もあるんだが…貰ってもらえるか？」
ヴィ「…ええ、当たり前でしょ？」
ヴィレーノ様はプリーモから貰った懐中時計のふたの裏を嬉しそうに眺めながら、どこか切なげな表示を浮かべていた
ジョ「……そ、それとだな…」
ヴィ「あら、まだあるの？」
ジョ「ヴィレだけ特別にな」
ヴィ「ふふ…私だけそんなにもらっちゃ、Gやランポウに嫉妬されちゃうわ」
ジョ「……これなんだが」
そう言ってプリーモが取り出したのは、指輪が入っているような小さな箱で、その中には予想したとおり指輪が入っていたわけだけど…
ヴィ「……守護者のリング？」
ジョ「すこし細工をしてあるがな
ヴィレにもずっと…俺のそばにいて欲しいからだ」
ヴィ「だからって守護者に？
わざわざあなたと似たようなデザインにしてまで？」
ジョ「それには…別の意味がある」
ヴィ「別の？」
ヴィレーノ様は不思議そうに小首を傾げ、プリーモは…決心したかのようにヴィレーノ様を見つめた
ジョ「……結婚してくれ
それは、俺の背を永遠に支えてほしいという意味を込めたんだ」
ヴィ「……」
ジョ「本当は、マフィアにいてほしくはないのだが、ヴィレが俺以外の男の横で笑っているなんて……耐えられなくてだな」
ヴィ「……もう、やっとですか？」
ジョ「や、やっと…とは？」
ヴィ「とっくに気づいてたってました！」
ジョ「な、なんだと！？」
ヴィ「……私…ずっと待ってたんですよ？」
ジョ「……ああ、すまなかった…」
二人は顔を見合わせて、心から…楽しそうに笑い合う
とっても幸せそうなふたりに背を向けると、私の視界は真っ白な光に包まれた
第二百四十二幕…空と地の友情と真実→←第二百四十幕…大空と龍と大地(続々)
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ミリア - 返事ありがとうございます気長に楽しみに待ってますこれからも体にきよつけて更新頑張ってください応援してます。 (2017年8月8日 17時) (
レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
十六夜☆(プロフ) - ミリアさん» ご感想ありがとうございます！次に作る作品は決まっているので作れるかは分かりませんが、もし作るなら「リボーンの世界に高杉兄妹トリップ」ってところですかね？なかなか続きは書けませんがごゆるりとお待ちくだされば幸いです！ (2017年8月6日 23時) (レス) id: cb146d85e2 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で今後の展開が気になりますもし他の作品を作る予定ならリボーンの作品でアニメKか銀魂の作品でリボーンの世界にトリップした銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけて更新頑張ってくださいね (2017年8月4日 18時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも応援し続けます！ (2017年4月26日 23時) (レス) id: cd89a87204 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2017年4月26日 22時
