戦場のメリークリスマス（青）

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いつまで経っても私の想いは変わらない。
なのにどうして同じ間違いばかりしているんだろう。





1年経ったら〈安田くん〉の連絡先を聞いてみよう。
それまで自分磨きだ。







そう決めてもうすぐ1年が経とうとしていた頃、
街で〈安田くん〉を見かけた。


成人式のときとあまり変わっていないみたい。
金髪で、少し髪は短く、
成人式のときには気づかなかった、ピアスがチラリと見えた。




青が基調のフードの大きいパーカー

サロペットのついた、デニムをはいて

キャップをかぶっていた。




間違いなく〈安田くん〉だったけど。





〈安田くん〉の隣には女の子がいた。





私はすぐに目をそらした。





そりゃそうだよ。
〈安田くん〉だもん。


なにが「1年経ったら」だ。





大通りを逸れて、しゃがみこんだ。
涙が溢れる前に目をつぶって。




これから私はどうしたらいいんだろう。
〈安田くん〉がこんなに好きなのに。




彼を想うだけで蘇る音楽と香り。




大きく深呼吸をして立ち上がった。





もう忘れたい。
こんなに辛いのはもういやだ。

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