#16 ページ17
村上side
救急車の中でもマルは瞼を開けることはなくて、血圧も低く脈拍も少なく呼吸も弱く
死んでまうんやないかって怖かった。
あんなに熱かった体温も急激にどんどん下がっていき32度をきった。
冷たい手を握ってひたすら名前を呼ぶことしか出来ひんかった。
一生懸命マルの手当をしてくれる救急隊の人に｢マルを助けてください…｣って願うしかなかった。
手短な救急隊の方の説明やと
元々かなり熱かった身体に冷たい外の空気が身体を冷え込ませすぎておかしくなり、コントロールが効かなくなり身体が中度のショック状態を起こして機能が弱くなった部分があり、低体温を引き起こしているとのことだった。
後少し遅かったら危なかったですよって言われた時心からあそこまでマルを追いやったことを後悔した。
昨日たつを連れていった病院に到着すると
搬送口からたくさんの看護師がマルをストレッチャーに乗せて処置室に運んでいった。
｢ここでお待ちください｣と処置室前の長椅子にマルのマネージャーと座らされる。
いつの間にかマルのマネージャーが皆に連絡していたらしく30分くらいして
横とすばるが来た。
渋｢どうや？マル！｣
雛｢まだ…なんもわからへん｣
横｢そうなんや…｣
雛｢あれ？ヤス達は？｣
渋｢あぁ、大倉がなショックやったんか意識飛ばしよったんやけどすぐ目覚ましたねん。でも熱高いし収録も中止やからここ連れてきてヤスと亮が着いてった｣
雛｢俺のせいでみんな振り回されまくってるな。ほんまごめんなさい。｣
横｢お前だけの問題ちゃうから。雛らしくないで？｣
渋｢マルが悲しむで？そんな顔みたら。｣
雛｢横っ…すばるっ…俺っ…ｸﾞｽﾞｯ、おｸﾞｽﾞｯ…俺っ｣
あれなんで俺泣いてんの？泣きたいんはマルとたつやんか。
横｢雛、よう頑張ったよ。(ギュッ)｣
渋｢雛ぁ〜泣くなやぁ〜(ﾖｼﾖｼ)｣
やっぱりこいつらには敵わないわ。
もう涙が止まらんくて
雛｢うわぁぁ〜ん 横っ…ｸﾞｽﾞｯ すば…ｸﾞｽﾞｯ｣
マルのマネージャーがトントンって背中優しく叩いてくれて
安心してして
横に抱きついたまま、
そのまま寝てしまった。
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蒼乃碧(プロフ) - 初めまして！完結おめでとうございます！一時はどうなるかと心配しましたが、元気になったし、雨降って地固まるで大団円で素敵なラストで良かったです(〃ω〃) (2017年11月16日 1時) (
レス) id: d425ec1830 (このIDを非表示/違反報告)
奏音 - 読みました。 続きがとても気になります。 更新頑張ってください。 (2017年10月8日 6時) (レス) id: 091ac32f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eighter_moeka | 作成日時：2017年10月5日 0時
