《23》身を粉にして ページ25
今日一日、少し様子がおかしい森本を連れ回し
任務が終わったのは朝の5時だった。
ごめん、ただいま、と車に戻れば、うたた寝していた森本が跳ね起きて、
えぇ！？と素頓狂な声を上げた。
『えっ、なに』
「姐さん、5時っすよ！？
授業8時からでしょ、姐さん寝れないじゃん！！」
『あぁびっくりした、なんだそんなことか』
スケジュール帳をパラパラしてた森本がバッとこっちを向く。
凄い顔をされるので、変顔し返したら、森本がふっと力を抜いた。
「姐さん、仮にも特級術師が変顔って…」
『寝てないからねぇ、ちょっとテンションおかしくなってるかも
ごめんね、森本もさほど寝てないのに』
「俺は寝てるっす、姐さんの授業中は暇っすから」
『でも疲れてるのは一緒でしょ』
森本が言葉に詰まる。
ね、と笑えば、森本が頭を振った。
「姐さん、もっと休んで下さい。
睡眠時間はちゃんと取って。
とりあえず今は寝ておいてください」
『そ、そうだよね、特級術師、睡眠不足で倒れましたなんて
洒落にならないもんね、ごめん森本。
ありがと』
森本は、私が寝ようとしてるのを見て、ホッとしたように笑った。
…悟め、特に罪のない森本になんて顔させてるんだ。
早く仲直りしないと私の身体と精神と、森本の精神が持たない。
…この後、憂太くん達の授業だなぁ、
今日は都内に祓いに行かないといけない。
…はっ、そうだ、今日は昼間も森本動くじゃん、
そう思い立った私は後ろから信号待ちしてる森本の頭を引っ叩いた。
「いっっった！！」
『馬鹿森本、あんたも今日は寝る時間無いでしょ！』
「あ、バレやした？」
『んのヤロー、森本こそ寝ろ！！』
「運転しながら寝たらいくら姐さんでも一緒に死にますよ」
『そういうことじゃない！』
信号が変わり、森本が慌てて私から目線をずらした。
森本が運転しつつ口を開く。
「だから早く帰ろうとしてんすよ、座ってて下さい」
『…本当に休むんでしょうね』
「休みますよ」
森本がうざーと顔を歪めてみせた。
なんかムカついたので頭をもう一度引っ叩いた。
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?(プロフ) - だいぶ過ぎてしまいましたがお誕生日おめでとうございます!!続編嬉しいです速攻見てきます!🥲 (2月11日 18時) (
レス) @page50 id: 0539db3d38 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 空気。さん» ご本人様！爆笑 コメント見た時1人で、ですよね！とか叫んで、兄に心配されました笑 あのコメントにめちゃくちゃ助かりました！笑 無理どころか、好きなエピソードが多すぎて指捗りまくりです💪 ご愛読ありがとうございます、これからもよろしくお願いいたします！ (2月5日 9時) (レス) id: 14d683d60f (このIDを非表示/違反報告)
まる - 白うささん» 遅くなりまして本当に申し訳ございません(-_-;) シメなので、七海とかも出してみようかなー、と制作を練っております…！！ 誕生日ありがとうございます！笑笑 白うささん、いつもご愛読ありがとうございます…！これからもご愛読お願いします…！！ (2月5日 9時) (レス) id: 14d683d60f (このIDを非表示/違反報告)
まる - Aliceさん» ありがとうございます😭 今年は現実が忙しすぎてあんまり祝ってもらえなかったので嬉しいです…！😇 更新頑張ります！！ これからもどうか、ご愛読お願いいたします…！ (2月5日 9時) (レス) id: 14d683d60f (このIDを非表示/違反報告)
まる - 夏斗さん» 夏斗さん、いつも本当にありがとうございます！笑 なんの偶然か、悟大好きな私の誕生日が傑の誕生日とバッチリダブるという…笑笑 更新頑張ります💪🏻💪🏻 これからもご愛読お願いします…！ (2月5日 9時) (レス) id: 14d683d60f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御手洗ネコ | 作成日時：2024年1月9日 9時
