渋谷さんの添い寝担当？ (ページ7)

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「お風呂頂きましたー。」

リビングのソファーに腰掛ける渋谷さんに声をかける。

「じゃあ、もう寝よか。」

「あ！はい！」
「私のお布団、どこに敷いたらいいですか？」

不思議そうな顔で私の顔を覗き込む渋谷さん。

「あの…？」
「渋谷さん…？」

「その布団に俺も入るん？」

ん？
この人は何を言ってるの？

「えー…っと？」
「渋谷さんはベッドありますよね？」
「だから私は布団で…」

「いやいや、1番大事な契約やん。」

え？
契約？何が？

「添い寝やん。」

えーーーーーー？

「そっ…添い寝…ってそんな…！」
「だ…男女が同じ布団で…」
「いやいやいや！」
「そんなピンクな感じはちょっと…！」

焦ってまくしたてる私。

「だから50代って頼んだやん？」
「俺、2週間後から仕事でホテル泊まりになったりするんやけど」
「ベッド変わると寝付けへんくてなかなかベストコンディションに持っていけへん。」

渋谷さんの説明によると、その時に寝付けるように添い寝してくれる人が欲しかったと。
いきなりでは緊張するから少し前から実践して、ついでに料理などでもサポートしてもらおうと思った、と。

簡潔な説明ありがとうございます。
世の中にこんな仕事あるのかは謎だけど…。