渋谷さんの添い寝担当？ (ページ35)

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ご飯を作って、二人で話してすっかり打ち解けた頃、渋谷さんが帰ってきた。

「ただいま…」
「すばるお帰り！」
「待ちくたびれたわ！早よ食べよ？」
「おう…」
チラっと私を盗み見る渋谷さん。
…どうしよう。

「…ただいま。」
私に向かって言ってくれる。
「お…おかえりなさい！」
久しぶりに渋谷さんの笑顔が見れた…良かった。

謝るタイミングも無いまま会話は普通に進んでいく。

「なぁ、Aちゃんめっちゃ可愛いなぁ。」
「うちの若い頃ソックリやわ。」

「アホか！どこがやねん。」
「そしたら俺と顔一緒って事やんか！」
「自分の顔したオンナと付き合うわけ無いやろ。」

嬉しいな…。
お母さんの前で堂々と付き合ってるって言ってくれて。
こんな光景を見て、一緒に居られるなんて。