渋谷さんの添い寝担当？ (ページ34)

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「子供？どこが！」
「しっかりしとるやん！」
「あの子の方がよっぽど子供やで？」

「実はな…」
「今日、あの子の好きな筑前煮作って待っとって、って言われてん。」
「Aちゃんと一緒に。」
「彼女に筑前煮を教えてあげて、なんて言われたん初めてでな？」
「めっちゃ嬉しかったわ。」

思いがけない言葉に涙が溢れる…。
そんな事…言ってくれてたの？
不安がすーっと消えていく。

謝らなきゃ、とか
どんな顔して会おう、とか
…でも何より。
早く会いたい。

大好きな人に。

「さっ、料理に取りかかろか？」

「はいっ！」
泣き笑いの顔で答えて、大好きな人のお母さんと一緒に、大好きな人のために料理をする喜びをいつまでも噛みしめていた。