エイト×キャンジャニ (ページ4)

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「倉子ちゃん、いつもお弁当カラフルで美味しそうやねぇ。」

…え？嬉しい！
誉めてもらえたぁ！
マルに見られるかも…って思うからなるべく可愛いお弁当にしようって密かに気合い入れてたのよね。

なのに、口から出るのは裏腹な言葉。

「…そう？こんなのフツーよ。」
あぁ、可愛くない！
本当に可愛くない！！

「ふふっ。倉子、お料理上手だもんねぇ。」
安子が優しくフォローしてくれる。
ありがとう、安子。

「ええよなぁ。料理上手な子って。」
なんて優しく微笑まれたらもう毒舌すらも頭に浮かばなくて黙ってしまう。

ほんとに？
料理上手な子、マルは好きなの？

もしも、お弁当作ってきたら食べてくれる？

…なんて言う勇気無いな。

「ねぇねぇ倉子！今度私とマルの分もお弁当作って来てくれない？美味しそうだから食べてみたいの。お願い！！」
安子が私の気持ちを察したようにそう言ってくれた。

チラッとマルの反応を見てみる。

「倉子ちゃんさえ迷惑やなかったら俺も食べてみたいわぁ。」
って！！
微笑むマル。
うわぁ…かっこいいなぁ。

「…そんなに期待しないでよ？普通のお弁当だからね。」

「ん。めーっちゃ楽しみにしてんで！！」
いや、だから期待しないでってば。
で喜んでくれるのは凄く嬉しいけど…ね。