エイト×キャンジャニ (ページ2)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:7,494 hit

2 ページ2

それから、彼について必死に調べた。
クラスは分かったから、お昼休みにさりげなく覗きに行ったりして。

中学からの友達だった安子が偶然にも彼の隣の席だったから色々教えてもらった。

名前は丸山隆平。
陸上部。
クラスのムードメーカーで人気者。
男女問わず凄く優しい。
彼女は居ないっぽい。

彼女居ないっぽいのは嬉しいけど、競争率高そうだし、そもそも知り合いでも無いしどうしたらいいのかって悩んでたら…。

「倉子。明日から一緒にお昼食べよ、ここで♪」
って安子が提案してくれた。

「え？いいの？安子いつも一緒に食べてる友達とかは…？」
「んー？私、この窓際の席好きでね。いつも外を見ながら一人で食べてるから大丈夫♪」

安子、友達多いのに意外…。
「好きな人がね、いつもあそこでサッカーボール蹴ってるの。」
それを見てるんだぁ♪
…って。

安子も恋してるんだ。
初めて友達と恋バナして、何だか凄く嬉しかったのを今でも覚えてる。

「じゃあ、明日からお昼に来るね。」
「うん！待ってる。」

次の日、もう心臓がうるさくてお弁当を持つ手も震えて、安子の教室へ向かった。

すると、友達と笑いながらパンをかじってるマルが見えて。

つい、自分も笑顔になったの。