続・最後の恋（緑） (ページ6)

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「ただよしくんって本当に料理上手だね！」

目ぇキラキラさせてそんなん言うてくれるからついつい調子に乗ってAん家の冷蔵庫の材料ほぼほぼ使ってテーブルいっぱいに作ってもうた。

「これ、さすがに食べきれへんな(笑)」

「私が明日もあさっても食べるよ。」
「やった！晩ご飯ゲットー♪」

「ちゃっかりしてんなぁ、これが狙いで褒めまくってくれたん？」

「さあ？どーだろうねー？(笑)」

「まんまと乗せられたわぁ。」
ちょっと拗ねたフリをしてみる。

「まぁまぁ、機嫌直して？」
「ほら、これ美味しいよ。あーん…」

そんなん言われたら口開けるしか無いわな。
そもそも機嫌悪くないし。

「…美味いな。」
「でしょ？ただよしくん天才！」

付き合い始めて知った、少しお調子者なとこも案外好きやったり。

「もっかい食べさせて？」
「いいよ、同じのがいい？」

「次はAがええなぁ。」
ここで必殺のアイドルスマイル♡

「もう！…何言ってるの！」
ふふっ、耳まで真っ赤やん。

「何でー？アカンの？」
「せっかく朝までおろうと思ったのに、帰るしか無いのかなぁ？」

意地悪やな、俺(笑)

「ただよし君、意地悪…。」

「帰らないで…。」
俯いて小さな声で呟くA。

もちろん帰るつもりなんてサラサラ無いし、お望み通り朝までくっついて濃い時間を過ごした。