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体育会系（紫） ページ28
大企業スポーツメーカーに勤める信ちゃんとの出会いは一年前。
私が勤めている、従業員なんて社長以外には私だけっていう本当に小さなスポーツ用品店に突然飛び込み営業をして来たのが彼だった。
近所のお客様に支えられて何とか赤字を出さずに乗り越えてる程度で、社長もそこまで利益にこだわるわけでもなく同じような毎日を過ごしている中で、まさか営業さんが来るなんて思ってもいなかった。
社長も最初は全然乗り気じゃなかったけど、毎日営業をかけてくる信ちゃんに根負けしてその新商品を置いたら、この小さな町にこんなオシャレな物があるなんて珍しいみたいで瞬く間に売れて、おかげで私のボーナスもアップした。
そんな中、度々商品を納入しに顔を出す信ちゃんと色々話すうちにご飯に行くようにもなって、付き合い始めるのもごく自然な流れだった。
活発でいつもキラキラしてる信ちゃんと付き合える事になった時は本当に嬉しかったな。
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作者名：葵
| 作成日時：2017年4月22日 8時
