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「課長はミユちゃんの事が好きなんですよね？」
「私の事なんて好きじゃないの…いくら鈍感でも分かりますよ。」
「私と話す時だけ…笑ってくれないし。」
「勘違いさせるなって大倉さんにも言われてたじゃないですか。」
「こんな事…しないで下さい。」
課長にこんなに意見を言ったのは初めて。
でも止まらない。
全部ぶつけて終わりにしなきゃ。
「何でミユちゃんなん？好きなんはAちゃんや言うてるやん？」
ちょっとイライラしてる課長の声。
「だって！企画部イチの人気者って！」
「やからAちゃんやん。」
またもや訳の分からない課長の言葉。
「そんな訳ないじゃないですか！私なんて地味だしモテないし…。」
「めっちゃ可愛いやん。気も利くし縁の下の力持ちやし。ずっと女子校やったからモテる環境におらんかっただけちゃう？」
「きっと密かに想っとった他校の男子とかおったはずやで？」
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作者名：葵
| 作成日時：2017年4月22日 8時
