わたしの王子さま。＊ 短編集

有原航平 ( お弁当* ) ページ19

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『こーへいくん！どうしたの？？』

二年前に高校を卒業した彼女との新婚生活。

毎日お弁当作ってくれるし、それが美味しい。

「弁当忘れちゃってさ。届けてくれない？」

『わかった！お昼頃いくね』


自慢の奥さん

ほんとうに毎日助けてもらっている

勝った日には

『さすが航平くん！』

って褒めてくれるし


負けた日には

何も言わず、黙って俺のそばに居てくれる


そんな彼女と結婚できて本当によかった。


*


ドームに着いたのはいいけど、

どうしていいのか分からずにキョロキョロしてると

【あの、航平さんの奥さんですか？】

その声の持ち主は。

『あ！大谷さん！』

【どうも(笑)違ったらどうしようかと思った】

『普通の女の子だったらびっくりしちゃいますもんね(笑)』

【うん(笑)いま航平さん呼んでくるね】



しばらくすると、航平くんともう一人。

レアードさんが。(笑)

【Aｻﾝ？？】

『そうです！』

【You are so cute！！！！】

『せ、せんきゅー？』

「はは、Aに会いたかったんだって」

『もう〜、英語しゃべれないし！！』



『はいこれ、お弁当』

「ん、ありがとう」

『はーい、今日の試合もがんばってね！』

そう言って、俺のほっぺに唇を付けた彼女

【oh〜〜〜〜〜〜〜！！！】

今日の試合もがんばるか。(笑)


( 翔平:なんか航平さんニヤニヤしてません？ )

( なわけ。 )

( レアード:Kiss！！！！ )

( 翔平:...俺も彼女ほしいなあ。 )


有原航平でした。


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