わたしの王子さま。＊ 短編集

2* ページ14

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Aと付き合ってから3ヵ月が経った。


「なあ、今日ドーム来いや」

『え！行きたい！』

「みんなにAのこと紹介しないとなあ〜」


もちろんこれだって作戦のうち。

翔平に見せつけるため。


『翔平さんは、、』

「安心し、俺が居るから」

「裏口のとこに立ってる人に名前言ってな。そしたら入れてもらえるようにしとく」

『わあ〜たのしみ』


実はファイターズファンだったA

「俺のって跡、見えるところに付けとかなきゃな」

見えないところは跡だらけだけど。

『ん、ありがとう』

そう言って背伸びをして唇を付けてくる彼女。

日々好きが増す


＿＿


「おつかれさまで〜す」

卓「今日やけに機嫌いいじゃん」

「わかります？彼女紹介したくって(笑)」

拳「え！遂に遊びやめたの！！！」

「人聞き悪い。」


そんなやり取りをしてると、ドアがノックされた

『あの、こんばんわっ。』

すぐに駆け寄って、抱きしめる

『わ、遥輝さんおつかれ』

「おつかれさま〜会いたかったで、A」

わざと名前を大きな声で言って。


「えー、ファイターズのみなさん。笑 僕の彼女、Aちゃんです。まだまだJKやってます。笑」

みんな、【くそかわいい！】とか言ってるけど、

俺は見逃さねえよ？


1人だけ、"A...？"って

明らかに焦っている奴。


翔「Aちゃん、ばりかわええなあ〜。遥輝のどこがいいん？」

『えっと、それは...』

「俺が声かけたんです。とある歓楽街で笑」

卓「やっぱそーいうことか。笑」


「...でも、本気で好きっすよ。」

「こいつのことを傷つけた奴は、誰でも許さない」


なあ、俺はほんとにAのことがすきなんや

Aが、まだ翔平のことを引きずってたとしても

絶対に手放さない


俺が見つけた、お姫様。



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