小さな反抗期 ページ17
とりあえず温泉から上がってそのまま部屋にも戻りたくないのでその辺を散歩してみようと思った。
周りは山ばかりだけどなにかしらあるだろう、そんな感じで。
「うわあ・・・さむ」
温まったばかりの体には少し肌寒い程度だったがまだ冬なのでやはり外は寒く、雪も積もっている。
旅館から出て少し進むと坂があり、坂の下には川がある。この辺りにはもう川しかないので川に行く。
あたりは少し足場が悪くグラついていたがなんとかあるいていける。
坂を下りて川のところまでいくと水が本当に綺麗で透き通っていた。
「うわあ、綺麗」
ザーッと力強く流れる川がとても圧倒的だし水も綺麗で心が少し洗われるようだった。
少しこの水に触ってみようかな・・・そう思って前に乗り出すと足場が悪かったのでぐらつく。
「・・・・・きゃっ」
視界が反転して「私このまま落ちるの？」と思った。すると、
「あぶない！」
ガシッと誰かに支えられる。
「韓国・・・語？」
聞き覚えのある言語が聞こえパッと上を見ると知らない男の人が私を支えていて。
「あぶないですよ！こんなところでなにしてるんですか！」
バーっと言われて混乱してると男の人は「まあ、なにもなくてよかった・・・」と呟いた。
「あ、あの、ありがとうございます・・・その、あなたが支えてくれなかったら私・・・」
「ああ！俺はいいんですけど危ないから一人でこんなところ来ちゃダメですよ！てゆうか韓国人？」
「はい・・・・・」
すると男の人はパァッと明るくなり私の手をぎゅっと握る。
「嬉しい！こんなとこで韓国人に会えるなんて！」
「あ・・・いや・・・・」
ぶんぶんぶんと上下に振られる繋いだ手。
本当に嬉しかったんだな、ということがわかる。
「あ、ごめんなさい！ずっと手・・・」
男の人はパッと手を離し一歩後ろに下がった。
「い、いえ、本当に助かりました。ありがとうございます」
「こちらこそ！あ、そうだお名前なんて言うんですか？」
そう聞かれたので「Aです」と言うと男の人は「Aさんて言うんですね！俺はチョンホソクです！」と元気よく返してくれた。
「ホソクさん」
「はははまさかこんな日本で韓国人に会うなんて思ってませんでした・・・なんで日本に？」
そう聞かれて、そうだ私、新婚旅行に日本に来てるんだということを思い出させられる。
「新婚旅行・・・です」
少し俯いてそう答えてしまった。
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アラ(プロフ) - うわー｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡お帰りなさい！待ってた甲斐がありましたーー！塩ユンギさん健在でほんと嬉しいです！復活して下さってほんとありがとうございます！！！ (2018年8月15日 0時) (
レス) id: 9a7b46d95a (このIDを非表示/違反報告)
すまき(プロフ) - すごく面白いです!!ドキドキして泣けました。更新待ってます!! (2016年3月28日 22時) (レス) id: c430ab578f (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - ユンギさん物語の中で一番お気に入りです！更新楽しみにしてます頑張ってください！ (2016年3月20日 0時) (レス) id: 2bff9012ff (このIDを非表示/違反報告)
七藤 - いつもワクワクしながら読ませてもらってす(^-^)/シュガ！いいですよね！この作品読んでもっと好きになっちゃいましたよっ！これからも頑張ってください！ (2015年11月17日 1時) (レス) id: 56dfb251d5 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - しゅがなっつさん» コメントありがとうございます！うわわわ！そんな数あるユンギの作品から私の作品も見てくれてありがとうございます！あまり更新できなくてごめんなさい気長に待ってもらえたらうれしいです・・・！！！！これからもよろしくお願いします！ (2015年10月29日 20時) (レス) id: 4832d6932f (このIDを非表示/違反報告)
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