8.謎が深まるばかり ページ8
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「はぁー」
吐き出された大きなため息は静かな帰りの車内に響く。
Mg「ん？どうしたの？」
マネオンニが心配して声をかけてくれるけど、さっきのことを言えるわけもなくて。
こんな時は私の王子様に癒されるしかない！と思って、スマホを開くと
そこにはやっぱり癒しの彼が待っていた。
「んふふふ。」
でもなぜだろう、あのジョングクくんと一瞬また顔がダブって見えて。
「えっ、うそ！やだやだ！」
その日は仕方なくスマホを閉じることにした。
唯一私のオタクを知ってるマネオンニからは
Mg「どうしたの？いつもなら、もっときゃーきゃー言ってるのに」
って驚かれたけど。
「…なんでもない」
なんでもなくはないけど、珍しく嘘をついて
私はそのまま家に送り届けてもらって、疲れた身体をそのままベッドへ預けた。
だから、その日は彼からのカトクに気付くことはなかった。
翌朝。
ようやく彼からのカトクに気付く。
『チョンジョングクです』
『家つきました？』
『無視ですか？』
昨日の夜から届いてた内容に目を通して、昨日のことを思い出す。
あれって、やっぱり本気なんだよね？と現実に引き戻される。
あんなに好きだった王子様も昨日ジョングクくんの顔と少し被って見えたことを思い出すと朝から見ることを躊躇う。
『ハンAです。
無視してないよ、疲れて寝てただけです』
とりあえずそう送れば、すぐに既読になって
『良かった、忘れないでね。』
なんて返事がきた。
敬語だったり、そうじゃなかったり。
彼の意図も全く分からない。
『やっぱり一年に延長できませんか？』
ダメ元でそう送れば、やっぱり返事は早くて
『ダメです、残り6日です』
『こんなこと送る暇あったら考えてください』
「なっ！むぅー」
年下のくせに、生意気なんですけど！
冷静に返してくるあたりが本当に年下なのか疑問になるんですけど。
そして、どうしてこんなお願いを彼はしたんだろうか？
聞けないけど、謎は深まるばかりだった。
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チャンユ(プロフ) - shoko0619さん» ありがとうございます。続きも駄文になりそうですが更新していきますので、よろしくお願いします。 (2020年12月25日 13時) (
レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - キャー！続き気になります。更新はする予定ですか？ (2020年12月24日 20時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：uz
| 作成日時：2020年12月17日 11時
