17.そのギャップも全て ページ17
.
「あの角のとこで、大丈夫だよ」
いっとき、無言が続いて。
でもそれは嫌な雰囲気ではなくて、外をぼーっと眺めていたらあっという間に家の近くまで来ていた。
JK「マンションまで送るよ」
「え?大丈夫だよ。」
JK「…僕達結婚するんだから家くらい知っておかなきゃ変でしょ?」
「まぁ、確かにそうだけど…」
JK「まさか、、家に例の人の等身大のパネルとかないよね?」
「……パネルはない。」
けど抱き枕はある。
なんて口が裂けても言えないし、見られたくはない。
JK「ははは!Aヌナって面白いよね。全部顔に出てる。笑」
「…っええ!?」
嗚呼、穴があったら入りたいんですが。
JK「大丈夫。今日は家の中にまでは行かないから。
あ、もしかして想像しちゃったの?」.
「ち、違うからっ!」
ほんと意地悪。
また慌てる私を見て、楽しんでる。
でも、笑った顔はまるでウサギみたいなんだよね。
そのギャップに心掴まれてしまいそう。
JK「もう隠す必要ないでしょ、僕にはバレてるんだから。そのための結婚でしょ?だからAヌナは僕には何も隠さなくていいんだよ?」
「あ、そっか。それもそうだね」
いつも誰かが家に来る時は、前もって準備しとかないとダメだった。
それがまるで偽りの自分みたいで、誰かを裏切ってるみたいで辛いこともあった。
オタクのくせに、そんな自分を恥ずかしいって思ってた。
こんな形だけど、ありのままの自分をさらけ出せるってポジティブに考えたらいいのかも。
「なんか、悪くないかも」
JK「それは良かった、じゃあとりあえず今度はお家の中まで招待してね。」
「…うん。」
お互いの目的のために一緒にいることを選んだだけなのに
彼なら、こんな私を受け入れてくれるんじゃないかって錯覚しそうになった。
.
1232人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チャンユ(プロフ) - shoko0619さん» ありがとうございます。続きも駄文になりそうですが更新していきますので、よろしくお願いします。 (2020年12月25日 13時) (レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - キャー!続き気になります。更新はする予定ですか? (2020年12月24日 20時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:uz | 作成日時:2020年12月17日 11時