突然ですが僕達、結婚します。

36.不安は的中【JM】 ページ36

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ジョングクがTwitterにAとのことを公表してから、明らかにテヒョンの様子が変わった。


僕の恐れていたことが予想よりも早く起こりそうで不安が僕を襲う。




『A、大丈夫？大変だと思うけど弟をよろしくね。』


テヒョンの隣で気付かれないようにAにカトクを送る。




「テヒョンア、そんなにジョングクが心配？」

TH「……。」

「僕たちの弟はやっぱりやることが凄いよな。僕には真似できないよ。」



そう言って、チラッと顔を覗いても一切表情をかえないテヒョン。



「もしかして、Aのこと考えてる？」

TH「……AのSNSへの書き込み酷くて。」



やっぱり。


テヒョンはいつだって、本人は無意識なんだろうけどAのこと考えてる。



TH「あいつ、無理して笑うとこあるから。」



それはおまえもだろ。

って言いたいけど、本人はそれにも気付いてなさそうだね。




でも僕には分かるよ。


この前ジョングクにアミーのこと考えたら胸が苦しいって言ってたけど、あれはAのことでもあったんだよね？




「でもジョングクがいるじゃん、俺らの黄金マンネ。だから大丈夫だって。」




TH「ほんとにAも同じ気持ちなのかな？」

「どういう意味？」

TH「だって今まで彼氏の話なんて聞いたことないし、今回のことだって急だし。ジミンは何か聞いてた？」

「男女が恋に落ちるのに時間なんて関係ないって。」



我ながら名言がでたと思ったのに、テヒョンには全く響いてないみたいで、こっちは真面目に話してるのにって顔してる。



TH「俺、明日確かめる！」

「なにを？」

TH「Aの気持ち。」

「そんなことして何になるの？」

TH「……。」

「それ聞いてさ、おまえがAにしてあげれることってあるの？」

TH「それは…分からない。」




ほんとに最悪だよ。

頼むからそんな顔するなよ。



僕は素直にジョングクを応援したいんだよ。



そのままテヒョンは喋らなくなって、僕もそれ以上話すことをやめた。




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