2.BTSの王子様 ページ2
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話しかけて来る人々への愛想笑いもそろそろ限界で
早く帰って私の王子様に癒されたいな、ってますます思い始めた頃。
TH「A〜!今年もお疲れ様」
JM「お疲れー!あれ?Aまた痩せた?」
そう言われて後ろを振り向けば、高校からの付き合いのテヒョンとジミンがいた。
ナイスクオズコンビ!!!
人見知りの私にとっては、初めての人と話すより彼らといる方が楽だったりする。
「二人とも久しぶり。今年も大活躍だったね!あ、ジミン分かる?ちょっと痩せたの」
JM「やっぱり!女の子はあんまり痩せすぎても良くないよ」
TH「え、A痩せたの?全然分かんなかった。てかジミンよくそんなちょっとしたこと分かったね」
「ほんとテヒョンって、別に言わなくてもいいこと言うよね……って、ん?」
いつものように二人と他愛もない話をしていたら
テヒョンの影に隠れるようにいるもう1人の人物に気付く。
JM「あ。こいつ、俺らの可愛い弟ジョングク。名前は知ってるよね?Aも仲良くしてやってよ」
「…………初めまして」
JK「……………初めまして」
それが、ジョングクくんとの出会い。
TH「ぷっ。なに2人とも!見てて面白いんだけど」
JM「忘れてた。2人とも超がつく人見知りだったね。あー面白い」
「……うるさいなぁ!」
「……うるさいです!」
あ、と2人して声が重なって、初めて互いに目が合う。
それもまた恥ずかしくなって、すぐに目線を下へと移す。
TH「だから、面白すぎだって。笑」
JM「シンクロしてたね。笑」
爆笑する2人に何か言い返したいとこだけど、また彼と被ったらと思ったら、思うように次の言葉が出てこない。
彼も同じように様子を伺ってるように見えた。
TH「てかA、男はできた?」
JM「まさかまだ男性恐怖症治ってないことないよね?」
「………2人してそれ聞く?」
TH「ふぅー、ほれ。」
JM「ここにうちのイケメン担当いるよ?」
と、テヒョンは自分の後ろに隠れていた彼を、私の前に無理やり押し出した。
急に目の前に現れた彼は、少し恥ずかしそうに頭をかく。
そしてチラッとこっちを伺う彼とまた目が合って、初めて全体的な彼を見た瞬間。
彼が私のスマホの中だけの王子様に少し似てる気がして、一瞬ドキっとした。
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チャンユ(プロフ) - shoko0619さん» ありがとうございます。続きも駄文になりそうですが更新していきますので、よろしくお願いします。 (2020年12月25日 13時) (レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - キャー!続き気になります。更新はする予定ですか? (2020年12月24日 20時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:uz | 作成日時:2020年12月17日 11時