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…あ、初めて見た。この子が泣いてんの。俺が死にかけて、居なくならないでって泣いとる。可愛ええなぁ。置いて行きたくないなぁ。もっとずっとこの子とおりたいな。
好き、やなぁ。
そっか俺この子が好きなんや。そっかそっか。…がんば…って…いきなきゃ、な、
｢ん…な、に…どこここ｣
｢っ…チーノさん…？チーノさん！おきた！！チーノさんがおきた！！！！｣
｢っ…るさ、え？｣
｢しんぺい神様！チーノさんがっ…隊長が起きました…！｣
｢マリア…？｣
｢はいっ…は、い、マリアです…ｸﾞｽｯ｣
｢ふは、なんで泣いとんの｣
｢だ、て…だって…もう起きひんかと思った…っ｣
｢起きるよぉ…好きな子が待ってんねんもん｣
｢なんですか、それ…好きな子とかおったんですか｣
｢うん。死にかけて気づいてんな…あ、俺もっとこの子とおりたいなって｣
｢じゃあ呼んできますからその子。誰ですか｣
｢マリア｣
｢………は？｣
｢なんやねんその豆鉄砲食らった鳩みたいな顔www｣
｢や、え、だって…は？｣
｢俺マリアのこと好きやわ｣
｢なっ…〜〜〜っ////あ、あんたはまたそんなサラッと…！｣
｢あんた呼びされるんも好きやわ〜w｣
｢(ｽﾝｯ)ふぅ…とにかく目覚まして良かったです私は宿舎に1度戻ります｣
｢真顔に戻ったwwえ、待ってや返事は？｣
扉に手をかけたところで顔を真っ赤にしたマリアが一瞬こっちを振り向いて
｢うちもあんたが好きですよ！！！｣
何故かキレ気味に叫んで走り去って行った。…直後に入ってくるショッピと鬱兄さん、そしてペ神。
｢…熱々やなぁチーノ｣
｢お前起きた瞬間からラブコメやっとんちゃうぞこら。あぁん？？？！｣
｢記念に俺に掘られてもええんやで？？｣
｢うわー、ほんまに勘弁｣
このあと質問攻めにされたのはいうまでもない。
続く
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作者名：みひろ | 作成日時：2023年3月7日 10時
