. ページ14
｢はっwそんなもんなん？もう伸びてんの？だっさw…うちのことはええわ別に。次隊長のことバカにしてみ、お前ら口失くすことになるからな。覚悟しとけよ｣
｢ひっ…｣
｢わ、わかりましたすいませんでした！！！｣
伸びてる2人の元に近寄ってマリアがなんか言うた途端飛び上がって揃って土下座し始めた。え…うちの子コワイ…。
｢隊長、すみません終わりました｣
｢あ、おん…ほんまに終わってて草｣
｢あの二人には厳しく指導してあるので今後は大丈夫なはずです。…次はないので｣
｢お、おん｣
俺ら隠密部隊はまぁその名の通り敵に見つからんようにバレんように動いて相手さんの情報やらを抜き取る部隊。…なんやけど。まぁ戦争の時はそうも言っとられん。俺らも表舞台に出らなあかん。分かってんねん、というか別に俺もマリアも初めてやないしなによりあいつは強いし？そんな心配することちゃうって。でもやっぱ大事な部下が傷ついてたら…勝手に体は動いとった。
｢たいちょ…っ…チーノさん！！！｣
｢だ…大丈夫、か？｣
｢あんたなんで…！｣
｢なんで、て…｣
(そりゃ…大事な部下が死にそうになってたら助ける、よな？)
大事な部下
ほんまにそれだけか？
自問自答しながら今までのマリアとの思い出が映画みたいに頭の中に流れだした。これが走馬灯かぁ。
｢何死にそうになってんねん…うちはっ…うちはあんたがおるからここに来たしあんたがおるからこの部隊に入ったしあんたがおるからなにがあっても頑張れた！全部あんたがおるからや！！なのに…っ｣
｢おねがいやから…おいてかんとって、｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みひろ | 作成日時：2023年3月7日 10時
