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ー「あのさ」
「んー？」
「……恥ずかしいんですけど」
結婚式場の近くに、四季折々の花が咲く有名な公園がある。ここでも式が挙げられるみたいで、瑞稀とも悩んだっけ。
さて、今その公園にやって来たのだけれど。優斗が下ろしてくれません。
だから、私はウェディングドレスを着たままお姫様抱っこされている。さっきから通行人の目が！痛い！！
っていうか重くないの！？
「わ、私歩けるから」
「……やーだ。俺がこうしてたい」
怪我したとき。くじいたとき。いつもおんぶかお姫様抱っこしてくれてたっけ。
うわぁ、どうしよう。実感わかない。これ、俗に言う両想いだよね？
照りつける日差しに、優斗の白い肌がいっそう映えていて。
まるで本物の、王子様のようだった。
「わー！ドレスだー！」
目的地もなく歩いていると。小走りで二人の女の子が目の前にやって来た。
遊んでいたのか、手にはボールを持っている。
「うん！そうだよ〜。綺麗でしょ？」
「きゃっ……！」
自慢げにクルクルと回るものだから。ドレスが綺麗に弧を描く。
「けっこんしき〜？」
「おねえちゃんたち、けっこんするの〜？」
そんな会話に、ふと優斗と顔を見合わせた。すると何を思ったのか、優斗は私をそっと下ろす。
「�盒桐ヅ佑蓮�
桜ノ宮Aを一生愛し、一生をかけて守ることを誓います！」
なんていきなり大声で言うから。思わず吹き出してしまった。
あぁもう。周りの目とか、視線とか。どうでもいいや。
「私、桜ノ宮Aは。�盒桐ヅ佑鮴験兇良廚箸靴道戮─�愛していきます」
優斗はその場にひざまずくと。レースのグローブをはめた左手を手に取り、ちょうど薬指の部分にキスを落とした。
「……ずっとずっと前から。Aのこと、好きでした」
いきなり真剣な眼差しになるの、ズルいんだってば。そらしたくなるくらい、照れるから。
あれ？今『ずっとずっと前から』って言った？……いつ！？
慌てて聞こうとしたけど。その様子を見ていた女の子たちが、ぱちぱちと拍手をくれて。優斗は女の子たちの頭を嬉しそうに撫で、私たちは木陰のベンチに向かった。
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すず - 瑞樹くんしんどいよーーーーー好き (2019年8月24日 0時) (
レス) id: 580bd29777 (このIDを非表示/違反報告)
みんみ(プロフ) - れなさん本当に大好きです( ；；) (2018年4月14日 12時) (レス) id: 8cf3e1b822 (このIDを非表示/違反報告)
りみるく(プロフ) - 柚葉さん視点の瑞稀くんとのお話が見てみたいです！ (2018年3月30日 21時) (レス) id: c4887ae4b8 (このIDを非表示/違反報告)
れなさん(プロフ) - ねるちさん» ねるちさんこんにちは！いつもありがとうございます。そんなに褒めていただいて本当に恐れ多いと言うか照れると言うか(汗)。もう終わってしまいますが、ぜひよろしくお願いします！ (2018年3月30日 12時) (レス) id: c72a49e4f9 (このIDを非表示/違反報告)
れなさん(プロフ) - ゆのんさん» ゆのんさんありがとうございます！今日最終話ですが、ぜひ最後までよろしくお願いします(ペコリ) (2018年3月30日 12時) (レス) id: c72a49e4f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れなさん
| 作者ホームページ：れなちゃん(@pinky_lovers98)さんをチェックしよう https://twitter.com/pinky_t17?s=...
作成日時：2017年11月14日 18時
