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ーそれからは、バタバタと忙しい日が続いた。
お互いの両親への挨拶。式の準備。会場の下見にドレス選び。もちろん学校も休めない。
「……めずらし。クマ出来てますよ」
「…………」
「お嬢様？」
「へ？」
明日提出の課題を目の前に。どうやら目を開けて寝ていたらしい。いつからこんな器用なマネ出来るようになったのか。
フッと意識を取り戻せば、ドアップのきめ細やかな肌にくりくりした瞳。優斗の顔が、すぐ目の前にあった。
「ぅわ！何よ！ちかっ！？」
思わず顔面にノートを押し付けてしまった。っていうかクマ！？最悪だ！
「だって気づかないんだもん〜……。
あ。七組はこれ明日提出なの？俺ら今日だった」
教科書をのぞき込みながら、優斗が呟く。現文の先生、一緒なんだっけ。
最近やけに明るいんだよね。カラ元気って言うか。まぁ不機嫌になられるよりマシか……。
「俺やっといたげる。A寝てて良いよ」
「……ぇ」
「最近忙しそうじゃん。全部間違えるとか汚いことしません。おやすみおやすみ〜」
優斗は布団をバサッとめくり、枕の形を整え回転イスをくるりとベッドへ向けた。なんという誘惑。
「で、でも……」
「良いから良いから！
多分Aがこのままやっても終わらないよ」
正論を言われ、私はしぶしぶ立ち上がり布団にもぐる。うぅ、こんなズルしたの初めてだ。
電気はついたままだと言うのに、早くも瞼がまた閉じそうになる。
「……おやすみ」
優斗は私に布団をかけると、机と戻っていった。
✱ ✱ ✱
……俺、Aから『結婚する』って聞いてないんだよなぁ。
心地いい寝息が聞こえて来たところで、俺はシャーペンを放り出した。わからない。チンプンカンプン。だってまだ提出してないもん。
何て嘘ついたんだ……と泣いてももう遅い。
いやー、Aのお母さんが言ってきたんだよね。
『ヴァージョンロード歩くとき、ベール持ってもらっても良いかしら？』
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すず - 瑞樹くんしんどいよーーーーー好き (2019年8月24日 0時) (
レス) id: 580bd29777 (このIDを非表示/違反報告)
みんみ(プロフ) - れなさん本当に大好きです( ；；) (2018年4月14日 12時) (レス) id: 8cf3e1b822 (このIDを非表示/違反報告)
りみるく(プロフ) - 柚葉さん視点の瑞稀くんとのお話が見てみたいです！ (2018年3月30日 21時) (レス) id: c4887ae4b8 (このIDを非表示/違反報告)
れなさん(プロフ) - ねるちさん» ねるちさんこんにちは！いつもありがとうございます。そんなに褒めていただいて本当に恐れ多いと言うか照れると言うか(汗)。もう終わってしまいますが、ぜひよろしくお願いします！ (2018年3月30日 12時) (レス) id: c72a49e4f9 (このIDを非表示/違反報告)
れなさん(プロフ) - ゆのんさん» ゆのんさんありがとうございます！今日最終話ですが、ぜひ最後までよろしくお願いします(ペコリ) (2018年3月30日 12時) (レス) id: c72a49e4f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れなさん
| 作者ホームページ：れなちゃん(@pinky_lovers98)さんをチェックしよう https://twitter.com/pinky_t17?s=...
作成日時：2017年11月14日 18時
