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「……ふふ。お嫁さんって。可愛い言い方するんだね」
瑞稀らしくない言葉のチョイスに笑ってしまえば。緊張が解けたのか、つられて私に微笑んだ。
返事、しなきゃね。しっかり両親とも考えて、答え出てきたから。
大丈夫、この人なら。きっと大丈夫。
「……ありがとう。幸せに、なろっか」
「ぇ、本当に……？」
「今冗談言ったら最悪な人間じゃない」
タイミングよく運ばれてきた、淡いピンク色のいちごサイダー。ぷかぷか浮かぶ真っ赤ないちごが可愛らしくて。
瑞稀は照れたように頭をかく。……それ、嬉しいときのクセなの、知ってる。
「乾杯、しよっか」
「もちろん。これからも、よろしくお願いします」
お互い初めて会ったときみたいに、軽い会釈。カンとグラス同士が、祝福の音を奏でた。
ー「……明日、用事ある？」
「明日？ないよ。何で？」
『今日こっちで降りない？』
そんなお願いで瑞稀の最寄り駅で降りれば、時間も時間なのか周りには私たちしかいない。
遅くないとは言え、到底ハシゴ出来る時間でもない。
「俺んち、来ない？
……ぁ、もちろん嫌だったら送る！」
「瑞稀の家？ご両親に迷惑だから、大丈夫よ。また近々、挨拶しなきゃだね」
「ちが、くて。
その、今日まで両親帰ってこない。お手伝いさんもメイドも、呼んでない」
────つまり。誘われ、てる？
いやいやいや、そうだよね？だって明らかに自信無さそうだし。語尾小さくなってるし。
もう婚約してるんだもんね。……良いよね。
だいたい瑞稀には、相当我慢してもらった、かもしれない。いつもキスまで。それ以上のこと、して来なかった。
『A、好き。大好き』
「……じゃ、あ……お邪魔、する……」
脳内で再生された誰かの声を振り払うように。私は瑞稀の手をギュッと握った。
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すず - 瑞樹くんしんどいよーーーーー好き (2019年8月24日 0時) (
レス) id: 580bd29777 (このIDを非表示/違反報告)
みんみ(プロフ) - れなさん本当に大好きです( ；；) (2018年4月14日 12時) (レス) id: 8cf3e1b822 (このIDを非表示/違反報告)
りみるく(プロフ) - 柚葉さん視点の瑞稀くんとのお話が見てみたいです！ (2018年3月30日 21時) (レス) id: c4887ae4b8 (このIDを非表示/違反報告)
れなさん(プロフ) - ねるちさん» ねるちさんこんにちは！いつもありがとうございます。そんなに褒めていただいて本当に恐れ多いと言うか照れると言うか(汗)。もう終わってしまいますが、ぜひよろしくお願いします！ (2018年3月30日 12時) (レス) id: c72a49e4f9 (このIDを非表示/違反報告)
れなさん(プロフ) - ゆのんさん» ゆのんさんありがとうございます！今日最終話ですが、ぜひ最後までよろしくお願いします(ペコリ) (2018年3月30日 12時) (レス) id: c72a49e4f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れなさん
| 作者ホームページ：れなちゃん(@pinky_lovers98)さんをチェックしよう https://twitter.com/pinky_t17?s=...
作成日時：2017年11月14日 18時
