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『んん…？？』
朝目が覚めると動きにくいことに気が付いた。
目の前には褐色の肌に綺麗な鎖骨が。
ビックリして上を見ると綺麗な瞳を閉じて眠るイザナが目の前に居た。
眠っているのに私をぎゅうぎゅうとどこにも行かせないようにきつく抱きしめていた。
一緒に寝てくれたんだ…
私は嬉しくてお兄ちゃんの胸に額をこすりつけた。
するとこそばゆかったのか、お兄ちゃんがクスクス笑いながら起きた。
「どうした、ニィが居なくて寂しかったのか？」
『それもあるけど…一緒に寝てくれて嬉しかったの』
私は恥ずかしいと思いながらも本音を話した。
イザナは嬉しそうにAを抱きしめ額にキスをした。
イザナと２人でリビングに向かうと稀咲くんと半間君が居た。
稀咲君は外の景色をジッと見つめており、半間君はというとクッションを抱きしめスヤスヤとあどけない顔をして眠っていた。
髪の毛を下ろしている半間君は年相応の男の子といった感じで可愛らしかった。
本人には言えないけど。
他人の歯を折るのが趣味な人には口が裂けても言えない。
「イザナ」
「おはよう稀咲。A、半間を起こしてくれないか」
私はコクンと頷き、半間君を起こすことにした。
肩をトントンと叩くが起きない。
『半間君、おはよう。朝だよ」
「んﾝ…」
声をかけ、ユサユサとゆすってみても眉を歪めるだけで起きる気配のない半間君にどうしようかと頭を悩ませた所で「ふはっ♡」と笑い声が聞こえた。え、と半間君を見ると片目を開けて私を見ていた。
『え、起きてたの？』
「お嬢が必死に起こしてくれてるのが可愛かった♡」
お嬢おはよ〜と抱きしめてくる半間君をベリっと剝がすのはイザナだった。
「死にたいのか半間」
青筋を浮かべながら問いかけるイザナの顔は怖くてみられなかった。
「イザナ、朝食を食べたら今後の話をしよう」
今後の話？と私は首をかしげるのだった。
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あまね(プロフ) - 僕も夢主の下につきたいです（） (8月27日 2時) (
レス) @page10 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
家族 - この作品、とても良いですね。更新楽しみにしています。 (2022年8月4日 11時) (レス) @page10 id: 7066cb4000 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華 | 作成日時：2021年12月1日 19時
