優しくない人 4 ページ24
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「くっそっ…！」
事務所に呼び出しを受けて、
上の方達と話し合いをしてきた玲於は
不機嫌を隠さないままバタバタと帰宅すると、
悔しそうに寝室に籠ってしまった。
『…玲於、今日は、下に居るね。』
「………。」
よほど嫌な事があったんだろう、
八つ当たりしたくない時、玲於はこうやって
私を遠ざける予防線を張る。
…一人にしておいた方がいい。
扉の外から声を掛けて、私は階段を下りた。
初夏の夜、少し肌寒い日だった。
自宅に戻って、すぐお風呂の支度をした。
湯船の中で玲於の不機嫌の理由を考える…。
事務所で話し合われた内容は
間違いなく、萌先輩の件だろう。
"誰から"関係者席のチケットが回ったのか。
普通に考えれば知り合いなのは玲於だし、
玲於が呼んだ、ってなるもんな…。
『…絶対、違う…。』
むしろ、何としてもそうならないように
気を付けていたはず。
玲於がガードが堅いように、玲於の周りの人も
とても堅い。玲於の警戒心は人一倍強いから。
「…A、一緒に入ってい…？」
ああでもない、こうでもない…、
水面に映る自分とぶつぶつ一人で
会議していたら、急に玲於の声が響いた。
『…わっ！！…ビックリした…。あ、うん、い…』
「洗ってよ、A…。」
私の返事の途中で玲於は入って来て、
静かにシャワーを浴び始めた。
撫で肩が更にガクッと落ちている。
私は玲於を座らせて後ろに回って立った。
「…はんたい。」
小さく呟いた玲於が私の手を引いて
玲於と向かい合うように身体を寄せられる。
「Aは本当にキレイだね…。」
私を見上げた玲於の笑顔があまりに儚げで
私の心には一気に不安が押し寄せる。
『…何か、あった…？』
玲於の頬に掌を添えると、玲於は目を閉じた。
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しをちゃ(プロフ) - まぁさんもうドンだけ泣かせますかo(T□T)o目腫れちまいましたょまた待たせて頂きます♪ (2018年1月5日 12時) (
レス) id: 2f52667945 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - ☆みるく☆さん» 明けましておめでとうございます！自分で書いておいて何ですが、じれったい展開になってしまいました…。でも、まだまだ頑張ります！今年もどうぞよろしくお願いします！ (2018年1月3日 12時) (レス) id: 3f78a71996 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - あおさん» 明けましておめでとうございます！今年も丁寧にお話にのめり込みたいと思います。どうぞよろしくお願いします！ (2018年1月3日 12時) (レス) id: 3f78a71996 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - りおさん» こんにちは！好き、と言っていただいて嬉しいです。GENEさんの応援共々、更新これからも頑張りますね！ (2018年1月3日 12時) (レス) id: 3f78a71996 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - shiori140926さん» コメントありがとうございます！GENEさん達にパワーをもらいながら、更新頑張ります！ (2018年1月3日 12時) (レス) id: 3f78a71996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぁ | 作成日時：2017年12月1日 19時
