He 15 ページ19
バタバタ駐車場に下りて来て
移動車に乗り込んだ時だった。
亜嵐「…玲於っ！隼っ！」
「…何で…。」
亜嵐君が俺らを追いかけて来た。
亜嵐「…はぁ、はぁ、…お前ら、様子、
おかしすぎるでしょ…。あー、キッツ…。」
「……。」
隼「……亜嵐君、年とったかな。」
亜嵐君は隼の頭をバシッと一発叩くと、
無言のまま俺らの後ろに乗り込んだ。
走り出した車中には緊張が続く。
亜嵐「…行き先は？
…黙っててもいいけど、着けば分かるよ。」
「…病院、っす。」
俺は溜め息を吐きながら答えた。
亜嵐「病院？」
隼「玲於の彼女が、倒れました。」
俺は隼の顔を見た。
…わざとだ。
隼はわざと、亜嵐君に向けて強調した。
…亜嵐君の顔色が変わった。
亜嵐「…大丈夫なの？Aちゃん…。」
隼「…大した事はないみたいです。
でもきっと、玲於が、一番の薬ですよ。」
隼の言葉に、亜嵐君は黙り込んでしまった。
…え？ 亜嵐君…？ まだ、まさか。
その感じ、おかしくない？
面と向かって聞ける事じゃないし
その場は何も気付いてない様に振る舞った。
病院へ着くと、みんな一緒に車を降りた。
「亜嵐君、俺ら行ってくるから待っててよ。」
さすがに気になって口を開いた。
亜嵐「…可愛い後輩の見舞いだよ。
それに、誰が誰の関係でここに来たのか、
分かんない方がいいでしょ。」
いかにもな理由を言われて、
結局俺らは３人連れ立って病室へ向かった。
.
.
＿ノックするけど、返事がない。
もう一度ノックすると、人の動く気配がして、
ようやくAのお母さんが出てきてくれた。
母『…！……ありがとう…。』
ビックリしてたけど、すぐ微笑んでくれた。
「…本当に、すみません。
俺が、守ってやらなきゃいけないのに…」
俺はAのお母さんに深く頭を下げた。
母『…頭上げて。A、喜ぶと思う。
…頼んで、いいのかな？』
お母さんは俺の体を優しく起こしてくれる。
「はい。」
俺は何度も頷いた。
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しをちゃ(プロフ) - まぁさんもうドンだけ泣かせますかo(T□T)o目腫れちまいましたょまた待たせて頂きます♪ (2018年1月5日 12時) (
レス) id: 2f52667945 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - ☆みるく☆さん» 明けましておめでとうございます！自分で書いておいて何ですが、じれったい展開になってしまいました…。でも、まだまだ頑張ります！今年もどうぞよろしくお願いします！ (2018年1月3日 12時) (レス) id: 3f78a71996 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - あおさん» 明けましておめでとうございます！今年も丁寧にお話にのめり込みたいと思います。どうぞよろしくお願いします！ (2018年1月3日 12時) (レス) id: 3f78a71996 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - りおさん» こんにちは！好き、と言っていただいて嬉しいです。GENEさんの応援共々、更新これからも頑張りますね！ (2018年1月3日 12時) (レス) id: 3f78a71996 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - shiori140926さん» コメントありがとうございます！GENEさん達にパワーをもらいながら、更新頑張ります！ (2018年1月3日 12時) (レス) id: 3f78a71996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぁ | 作成日時：2017年12月1日 19時
