ふたりは 6 ページ6
…えッ！やられた！
真っ裸なんですけど！
…動揺を悟られちゃいけない。
…目を、合わせたら思う壺だ、最高にヤバい！
パッと玲於から目を逸らして、
その頬を包んでいた両手で今度は自分の
真っ赤な顔を隠しながら、やっとの事で
絞り出した声はあまりにも小さかった。
『…やだなぁ寒いよ、意地悪しないで〜(笑)…』
だいぶ無理があるけど、だけど必死で
気にしてない様に振る舞う。
あまりの衝撃に頭の中は空っぽなのに、
自分を納得させるかのように何度か、
うん、うん、と意味も無く頷いたりして。
でも玲於のお色気スイッチは切れていない。
次第にその口元はニヤニヤしてきて、
狼狽える私を見て楽しんでいる。
さらに言えば、玲於の興味はすでにその胸板に
むにゅ、とくっついた無防備な私の膨らみに
移っていて、胸板をゆっくり動かしながら
膨らみの形の変化を楽しんでいる。
…あぁ、や、ば、い！
『…な、何時からだったかなぁ…？今日は…
…れ、玲於、…あ、ありがと！
…だいじょぶ、だいじょぶ、
じ、自分で、シャワー、出来るからねっ！
うん、自分で！ …うん？』
必死で身体を捩って、玲於の腕の中から
出ようとした、 …その時。
ニッコリと可愛く笑った玲於が
おもむろに立ち上がった。
「…よいしょ！」
『ひゃっ！』
「A、遠慮すんな！…奥の、ﾍﾍｯ。
…奥の方まで…、キッレーに洗ってやっから！」
天使のようなキラキラな笑顔を浮かべた
玲於は、赤ん坊を抱く様に私を抱き抱えて、
意気揚々と浴室へと歩き出した。
…ギラギラした、狼の眼差しで…。
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あーこっと(プロフ) - １つ１つの動作の表現にあー！！！って萌えてます...。さのれお凄まじいです...。ステキな作品ありがとうございます( ^ω^ ) (2018年4月27日 21時) (
レス) id: c5669fd06b (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - 渚さん» ありがとうございます。とっても励みになります！これからも、頑張りますね！ (2017年11月2日 6時) (レス) id: 3f78a71996 (このIDを非表示/違反報告)
渚 - 大好きです！ (2017年11月1日 19時) (レス) id: 14484aaa53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぁ | 作成日時：2017年9月29日 16時
