捕まる 8 ページ49
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「…Aちゃんは、
…俺を見てればいい。」
「…俺、女にこんな事感じるの初めてだよ。
だから、ねぇ、俺だけ見てなよ、ね。」
ぴったりと隙間を無くすように抱き寄せる。
私の肩に頭を乗せて甘えるように揺れる。
甘えた表情と言葉は私を捕らえる。
…佐野くんの"答え"には
理解出来る言葉も、納得させる事実も
何も無かった。
…それなのに、早朝とはいえ
じんわりと汗ばむ暑さを言い訳にして、
私は考えるのをやめてしまった。
『…そっか。…わかった…。』
私の言葉に、彼は嬉しそうに笑って
蕩けるような表情を浮かべた。
そして、瞳にゆらゆら妖しい色の火が灯る。
「…俺、めちゃめちゃ不安になった。
だから、いっぱい欲しいよ。…ねぇ、
…Aちゃんから、ちょうだい…。」
彼にとっても私にとっても
今、ここで私から与えさせる事には
強くて深い意味を持つ。
大人みたいで子供みたいな彼の全てが
私を揺さぶって…もう離さない。
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あーこっと(プロフ) - １つ１つの動作の表現にあー！！！って萌えてます...。さのれお凄まじいです...。ステキな作品ありがとうございます( ^ω^ ) (2018年4月27日 21時) (
レス) id: c5669fd06b (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - 渚さん» ありがとうございます。とっても励みになります！これからも、頑張りますね！ (2017年11月2日 6時) (レス) id: 3f78a71996 (このIDを非表示/違反報告)
渚 - 大好きです！ (2017年11月1日 19時) (レス) id: 14484aaa53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぁ | 作成日時：2017年9月29日 16時
