ふたりは 4 ページ4
何度も、
何度も、
角度を変えては繰り返される。
「…、、ン…、はぁ…。…A、」
『…んぅ、あ…っ…！』
さっき私の指先を捕らえた掌は、今では
私の頭を後ろから支えて、時折髪を撫でたり、
耳の輪郭をなぞったりしている。
…ちゅっ、…ちゅっ、とリップ音を鳴らして
啄むように合わせられていた唇が、
ひときわ、グッ、と深く押し付けられる。
そして、玲於がその長い舌を
私の中へと滑り込ませようとしてきた。
『…あぅ！…え、…？え、？…へ！！』
ハッ！として一瞬で我に返った私は、
甘いキスから逃れてペコペコ頭を下げた。
『…ご、ご、ごめん！…あ〜私ったらっ…！』
うわ〜、流されてた…。…恥ずかしい、自分！
途端に顔に熱を持つ。
『…ほ、ほんとに、ごめんね！
いや、…寝ぼ、寝ぼけ、ね、、
…寝ぼけにも、はは…、程があるよね！
…はは(汗)！やだな〜…』
…この、甘い空気を断ち斬らなければ！
必死に言葉を探すが、ごまかす事すら難しい。
どう見ても、誘ったのは私だ。
いや、でも、ちょっと見とれちゃってさ！
綺麗過ぎる玲於がイケナイんだ！
…なんちゃって。…心の中が忙しい。
…つい、あぁ、つい！
…いや、…ま、まぁまぁベタベタ触ったよね。
いや、むしろベタベタ、より、ねっとり？
…あぁ、やらかしてる。
なんてこった…。
玲於の顔が見れないよ…。
…玲於、今、どんな表情で私を見てるんだろう。
…怒ってる？…でも、分かって。
だって、朝なんだもん！
無理だよ、玲於みたいに鍛えてないよ。
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あーこっと(プロフ) - １つ１つの動作の表現にあー！！！って萌えてます...。さのれお凄まじいです...。ステキな作品ありがとうございます( ^ω^ ) (2018年4月27日 21時) (
レス) id: c5669fd06b (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - 渚さん» ありがとうございます。とっても励みになります！これからも、頑張りますね！ (2017年11月2日 6時) (レス) id: 3f78a71996 (このIDを非表示/違反報告)
渚 - 大好きです！ (2017年11月1日 19時) (レス) id: 14484aaa53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぁ | 作成日時：2017年9月29日 16時
