壱拾参 ページ16
「お母さん・・・やめて・・・やめて・・・っ」
母「この・・・っ」
バシャァァンッ
「っ――――！！」
ゴボゴボゴボッ
「(苦しい・・・苦しい・・・っ」
バシャバシャッ
「(も・・・駄目・・・」
スゥゥゥッ
「・・・」
とてとて
「はぁ・・・」
ぱしゃぱしゃ
「また川を渡る羽目になるのか・・・でも」
ぎゅうっ
「人形・・・一緒でよかった・・・」
とてとて
「(初めて会った時・・・キリもこのぐらいだったな・・・」
獄卒１「お、ガキがいる」
獄卒２「何だこれ」
バッ
「！！」
獄卒２「おいおいｗこれ、助角のトコの奴に似てないか？ｗ」
獄卒１「本当だｗｗ」
「・・・返せ」
バチバチバチィッ
「早く・・・返せ」
獄卒１「亡者なんて怖くねーしっ」
シャッ
パシッ
「残念・・・俺、ただの亡者じゃねーから」
シュオオオッ
「・・・ふぅ」
ゴキッ
「・・・さて、死にたいのはどいつだ」
獄卒２「ほ、補佐官・・・様・・・っ；」
ダッ
「嘘だっつーの」
苦蛾「あ、死戯！」
「苦蛾」
苦蛾「死戯、もう戻ったのか？」
「あ、こっちでは１時間にも満たないか」
苦蛾「ちゃんと言うと・・・１分も満たないかな」
「そうか」
苦蛾「とりあえず着物から着替えようよ、動きにくいだろ」
「嗚呼」
カツカツ
「・・・お前の用意する服・・・安心出来ないんだが」
苦蛾「だろーね」
びらっ
苦蛾「じゃーんっ♪」
「・・・」
学ランにマントっぽいの
「普通で安心した」
苦蛾「でしょ？」
「・・・」
もそもそ
「・・・苦蛾、助角の所に連れてけ」
苦蛾「大王に報告しないと駄目だろ」
「・・・」
ギィィィッ
閻魔「苦蛾、亡者か？」
苦蛾「いえ、死戯が戻って来ました」
閻魔「！？」
「すいません、人の９つほどで親に殺されました」
閻魔「そうか；」
「・・・」
苦蛾「とりあえず今は補佐官の仕事に戻ります」
閻魔「嗚呼、頼む」
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秋月紗音(プロフ) - すいません。ｾﾞ←（無視）全話で肋角さんの文字が助になっています。 (2015年8月8日 22時) (
レス) id: 2978ead299 (このIDを非表示/違反報告)
赤月(プロフ) - 更新早いですね……見習いたいです(´･ ω ･`) (2015年8月3日 10時) (レス) id: 3bb0d0d706 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てつわんUo･ｪ･oUﾉ | 作成日時：2015年6月3日 22時
