九 ページ12
「・・・っ！！」
数年後、キリナさんに会いに行った時
遅かった
村人１「蒼い眼のバケモノのせいで村が不幸になった！！」
村人２「疫病神！！」
「・・・っ」
―――――――見て、あの子・・・翠と紅の眼
―――――――疫病神
―――――――不幸を呼んだ
―――――――贄はアイツだ
キリナ「に・・・げて・・・キリ・・・」
キリ「やだ・・・おっかぁといる・・・っ」
キリナ「・・・っ」
ドサッ
キリ「・・・っああああああああああ！！」
村人２「死ねぇぇぇぇぇ！！」
グシャッ
「・・・あ・・・あぁ・・・っ」
バケモノ扱いされ
不幸の責任を強いられて
殺されて
ソウダ
俺ハ
「(罪に問われたっていい・・・だから・・・最期に一度だけ」
竜神になろう
キリとキリカさんの命を救う為に
「・・・」
ビュオオオオオオッ
竜神「グロロロロ・・・・ッ」
ざわざわ
村人１「竜神様だ・・・っ」
村人２「バケモノを殺したのにお怒りだと・・・っ」
俺はキリとキリナさんの暮らしていた村を沈めた。
「・・・っごめんなさい・・・・ごめんなさい・・・っ」
俺は泣き続けた
最愛の人とその子を亡くした
辛かった
苦しかった
今まで
こんなに苦しくて辛いことはなかった
キリ「・・・なかないで」
「！！」
キリ「俺・・・あにぃの事知ってる、おっかぁが話してくれた」
「・・・キリナさんが？」
キリ「おっとぉが死んでから、毎日来てくれた優しい竜・・・俺のおにぃだって」
「・・・っ」
ポタッ
「ごめん・・・ごめんな・・・守れなくて・・・っ」
ぎゅうっ
「キリはバケモノじゃない・・・バケモノは俺なんだ・・・っ」
キリ「違うよ・・・あにぃはあにぃだ・・・俺の家族」
「・・・キリ・・・っ」
その後、俺は裁を受けた。
閻魔「死戯、己の力を知っているな」
「はい・・・」
閻魔「なら、お前の罪はない、罰があるとしたら・・・」
カツンッ
助角「・・・」
キリ「・・・」
閻魔「新たに来た獄卒の斬島を立派な獄卒として教育し、育てる事だけだ」
「！！」
キリ「おにぃっ！！」
がばっ
「キリ・・・キリ・・・っ」
助角「頼むぞ、長男」
「・・・嗚呼っ」
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秋月紗音(プロフ) - すいません。ｾﾞ←（無視）全話で肋角さんの文字が助になっています。 (2015年8月8日 22時) (
レス) id: 2978ead299 (このIDを非表示/違反報告)
赤月(プロフ) - 更新早いですね……見習いたいです(´･ ω ･`) (2015年8月3日 10時) (レス) id: 3bb0d0d706 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てつわんUo･ｪ･oUﾉ | 作成日時：2015年6月3日 22時
