月下の光に包まれて【怪盗キッド】

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鈴木次郎吉、ご自慢のカラクリ師三水吉右衛門がこしらえた金庫



通称、鉄狸に今回怪盗キッドはそれに目星をつけたらしい。




次郎吉「なにしろ戦時中に子供の頃のワシが空襲を凌いだぐらいじゃからの！」



だから心配は無用であると豪語し、おまけにその金庫をA達に見せびらかしているのである。




コナン「じゃあ空気穴とかあるんだね」



次郎吉「ああ‥中に設置された棚の上には小窓がかり‥扉の下にはホレ！3センチくらいの隙間もあるしのォ」




ふーん‥



アイツ、こんな金庫破れんのかな






蘭「でも外に出るとき誰に開けてもらうんですか？」




A「確かに！それこそキッドでもいなけれゃあ開けられないんじゃないですか？」




冗談ぽくそう言って見せると、次郎吉はコホンと咳払いをし




次郎吉「中きらは簡単に開けられるんじゃよ。外からの開け方を知っとるものはもうワシしかおらん」




とどこか意味深に言った。


その表情を見逃さず、Aは口を開く。






A「でもさー、新一なら開けられるんじゃない？」




コナン「バーロー、開けられるかよ。こんなのは推理でもなんでもねーんだからよ」





コナンがAの言葉に不機嫌そうにそう答える。








蘭「へ？新一がなんだって？」

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