Milk Tea 【安室透】

7 ページ9

私に向けてくれた笑顔が全部嘘なんて、信じられない。



みるく「コナンくん、私‥信じられない。安室さんが‥」





コナン「みるくさん‥でもね。もう１つ言っておきたいことっていうのは、」




ジョディ「ん？」




コナン「もしかして、もしかして‥あの安室って男は‥」








コナンは言いかけ、考えを巡らせる。




プルルルルー。





コナン「ﾊｯ‥！！」




ジョディ先生のケータイの着信音が鳴り続ける。




ジョディ「あぁ、ごめん。今‥路肩に停めて出ちゃうね」



断りの言葉を2人にかけて、

すぐに停まって電話に出るジョディ先生。









ジョディ「え？夏子が重体？どこの病院です？すぐに向かいますから」





焦る彼女の声に、コナンとみるくは無言で反応する。




ーー警察「あぁ。いえ、」ーーー




ジョディ「え？現場に？？」




ーー警察「ええ。その転落現場にいるんですけど‥その公園内で見つかった彼女のケータイに昨夜の8時に貴方との通話履歴があったので‥ーー





ケータイの音声は、筒抜けで聞こえた。




ジョディ「ええ。そうよ？ちょうどその頃‥彼女に電話を‥。ちょっと待って！転落したのって事故じゃないの？」





ー警察「ええ。近くの公衆電話から通報した人の話によると‥誰かに突き落とされたようだ、と‥」ー




ジョディの顔は悲しみで染まる。




ー警察「もしもし？‥‥もしもし？」ー




ジョディ「と、とにかくすぐ向かうから！場所は杯戸公園前の階段ね？」




動揺が抑えきれない中、私たちを乗せて
車を走らせた。

8→←6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す