Milk Tea 【安室透】

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安室「勝手ですね」




フッと鼻で笑った声。


みるく「勝手‥？」



安室「いえ。口が滑っただけなので‥お気になさらず」



開いた口が上手く動かない。





コナン「安室さんって意外と不器用だよね」




こんな状況に似合わない、明るい声。




安室「なっ、なんでだい‥！？コナンくん」





コナン「だってー、事件の時だってあからさまにみるくさんを見ようとしないし。



それってみるくさんを意識しすぎてるってことだよね？」





俯いた安室。





コナン「今だって、本当は嬉しいんじゃないの？


それとも‥みるくさんを組織のことに巻き込みたくないとか？」





でも、もう遅いよ‥。





コナンは申し訳なさそうな、色んな感情が混ざった声で呟く。





コナン「そうするには、みるくさんは‥いろいろ知りすぎちゃったよ」





みるく「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」




コナン「だから、安室さんのしてることは意味ないと、僕は思うけど」





コナンは出口へと歩いていく。



ドアノブに手をかけたところで、もう一度振り返った。





コナン「そうだ。根拠もないのにずっと安室さんのこと信じてたのは‥彼女だけだったよ？」





出ていったドアを呆然と見つめて。





安室「‥‥‥ったく、余計なことを‥」






正面の安室の、聞いたことのないようなセリフに目を丸くした。

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