Milk Tea 【安室透】

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コナン「ってことはさーー、



犯人はハンカチを右手で持って汗を拭いていた菅本先生でも




みるくさんのハンカチを右手で受け取った上野さんでもなくって、





左手でライターの火をつけようとした神立さん‥ってことになっちゃうよね？」





みんなの視線が一斉に彼に集まる。


みるくも腕を組みながら立ち尽くす彼に鋭い視線を投げる。





安室「‥‥‥ﾌｯ」






真後ろで聞こえた声に振り返った。




前髪で目元を隠した彼は





口元だけ笑みを見せていた。





目暮「なるほど。左利きだと花マルの渦巻きは逆回りになるわけか」





神立「あっ‥！？い、いや、オレは確かに左利きだが
花マルは真ん中から書く派なんだよ。



だからその花マルはオレが書いたんじゃ、





安室「いや」




彼はみるくの前を通り過ぎていく。





安室「あの花マルは２つとも渦巻きの中央でペンが細まり抜けていた。



外側から書いた証拠ですよ。


それに貴方言ってましたよね？彼女は採点中だから、足し算引き算で頭の中飛び交って時間を間違えたって」





神立に向かって歩いていく安室の背中。





安室「小学校教師なら他の教科も教えるのに、どうして分かったんです？


彼女が採点していたのが算数のテストだと。


さあ？言い逃れしてくださいよ？犯行現場で見たから。以外の答えがあったらですけど」




すごい‥


やっぱり安室の真似をしてみても、到底私なんかには敵わない。

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