Milk Tea 【安室透】

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安室「ええ。それに上になっている答案用紙のマルはかなり歪で解答欄からはみ出ていると思いませんか？」




目暮「あぁ。だが、なんで？」




安室「考えられるのは、犯人がかなり不器用だったか




みるく「例えば、血痕‥だったり赤い何かを隠そうとしていたんじゃありませんか？」





被せて言ったみるくの言葉に驚いたのは、警察だけでなく安室もだった。




ジョディ「け、血痕‥」




キャメル「そうか。ここで犯人が彼女を殴った時、まだ採点してない答案用紙に彼女の血が飛び散り‥

それを誤魔化すために赤いペンでなぞるようにマルをつけたから歪だったわけか」




みるく「私もそうだと思います」




安室「‥‥せーかい。」



キビキビと話す、彼女に彼は考え込む。



安室にとっても‥



また予想外だったからだ。




彼女が、意外と鋭い洞察と判断力を持っていたことが。




安室「問題は犯人があの3人の中の誰なのかということ」




とはいっても、


顔には出さずポーカーフェイスを崩さずに




容疑者達を順番に見る彼がそんなことを考えていたなんて









みるくは知る由もないのだった。

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