Milk Tea 【安室透】

29 ページ35

目暮「降参だよ、安室くん。教えてくれんか‥この答案用紙のどこが変なのかね？」




みるくとコナンを除いた



みんなで、写真を囲む。




安室「ちゃんと見てくださいよ、1番上の答案用紙の答えとその下に隠れている答えを」




みるく「答え‥？？」




みるくも駆け寄って、目暮の手にあるそれを覗き込む。




目暮「ん？」




安室「例えばこの4＋5、答えは同じ9なのに上のはマル‥下のはペケ。



それに、この子の答案はペケだらけなのに何故か100点満点の花マル




変だと思いませんか？」





目暮「た、確かに」






みるく「本当ですね‥マルのことまでは気づきませんでした」





‥‥ってことはやっぱり、



1枚目と2枚まで違う人が採点をしたって考えで合っているのかな。





コナン「ジョディ先生！」




ずっと黙っていたコナンが、声をかける。





ジョディ「ん？」




手招きをされている。



安室さんや警察の人に聞かれちゃ、まずいことなんだ。




直感でそう判断して2人を見つめる。






それにキャメルも近づいていった。




コナンの顔が、不安の色に染まっていく。






自分の行動に責任を持つ‥コナンの言葉を思い出してみるくはその輪に加わわるのをやめた。


今、私まで行ったら不自然すぎる。







安室を疑っているわけじゃない、




だけど‥こうするのが、大人としての‥私なりのけじめ。

30→←28

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す