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ケータイの明かりが何度か差し込むことで誰かからの着信、もしくは連絡が何度も来ていることが分かる。
手は縛られているものの、指は自由だ。
それが、着信であることに掛けてAは何度もタップをした。
A「ねえ、何のためにこんなことするの?私何か悪いことした?」
渡辺「フフッ‥君には何の罪もないさ。悪いのは全部アイツら」
“アイツら”??
それにしてもヘリウムガスで変声しているとは言え何処かで聞いたことがあるような声だ。
カムフラージュのためそいつに話しかけていると、何回目だろうか。
やっと着信に出ることがらできた。
普段から電話に出るときはスピーカーにしていたおかげで今回もその設定となっている。
萩原「オイ、A??今どこにいる??」
松田「いつまでも臍曲げてるんじゃね、」
「やあ松田くん、萩原くん。君たちの大事な人は僕がもらうよ」
松田/萩原「はっ?/???」
それだけ奴はそう言うとAからケータイを奪い、着信を切ってしまった。
A「ふーーん、なるほどねえ。あなたが誰か分かったよ。
クラスメイトの渡辺くん。」
「よく分かったね。」
A「でもどうして私にこんなことするの?」
渡辺「フン‥まあいい。君には特別に教えてあげるよ。
彼の気配が近づいたのがわかる。
はあはあと荒い吐息が間近で聞こえた。
A「何するつもり‥」
渡辺「アイツらは毎回毎回‥オレの好きな人を奪っていくんだ!!!!」
A「何言って‥」
渡辺「だからアイツらの大事な人を僕が奪ったらどうなるかってね‥」
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チョコレートコスモス(プロフ) - あおさん» わー本当ですね( ; ; )失礼いたしました!教えてくださりありがとうございます (2022年6月1日 21時) (レス) id: 4ab3666003 (このIDを非表示/違反報告)
あお - 松田の名前、陣平ですよ。 (2022年6月1日 19時) (レス) @page1 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チョコレートコスモス | 作成日時:2022年5月28日 17時