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鬼殺隊.4 ページ4

長谷部さんの案内で、私は今、この本丸の主の部屋に向かっている。
廊下の隅からちらちらと見ると、短剣…だろうか。

庭で、遊んでいた。

…あんな小さい子がいるのか。ここも危険かもしれないのに。
あまり気にしないでおこう、と心に決めた。

『……そうだよね((』

私がこの本丸を護衛するわけではない。
他の誰かが、護衛するために話を付けに来ただけのこと。


それなのに。




長「…ついたぞ。…主、お連れしました。」


長谷部さんがそう言うと、襖が開き中に通された。
長谷部さんは、部屋の外で待機していた。

…一緒に入る訳じゃないのか。一人だと緊張するんだけどな。


襖から距離があるところに、座布団が1枚置いてあった。
ここに座れという意味なんだろう。
恐る恐る座った。

うん、ふかふかでちょうどいい。


さて、そんなことをしている場合ではないのだ。

目の前…というか、五メートルほど離れて、この本丸の主が座っている。
観察するもまだ若く、20…後半といったところか。

着物のようなものを着て、腰かけている。


主「貴方が鬼殺隊の隊員なんですね…?あぁ、失礼しました。私はこの本丸の主です。
皆には暁と、名乗っております。…よろしくお願いします。」

静か…というか、礼儀正しい人だった。
容姿も、どこにでもいる、お兄さんのような感じだった。

『私は奥井 千秋と言います。鬼殺隊員です。…早速で申し訳ないのですが、本題を話させていただきます。』


それから私は、主さんに、一から説明した。

鬼とは何か、鬼殺隊とは何か、私が教えられる限りのことを。


主さんはゆっくり何度も頷きながら聞いてくれた。
本当に、いい人なんだな。この人は、


話終えると、私たちの間に重い沈黙が流れた。


…いくら優しそうな人でも、驚いていた。
ぎゅっと、ズボンの辺りを握る。


主「…悔しいです。そんなことになっていたとは、…私もその本丸のことは聞いていました。…政府から知らせが届いたんです。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
暁 アカツキ
 
男 20後半

心優しい青年 近侍は長谷部

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設定タグ:刀剣乱舞 , 鬼滅の刃 , とうらぶ   
作品ジャンル:アニメ
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凛音 - 本当に面白いです!続きがめっちゃ気になります!頑張ってください! (10月31日 18時) (レス) @page15 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
アン - とても面白かったです!更新頑張ってください(*´∇`*) (2022年1月9日 3時) (レス) @page15 id: b2b8bd1608 (このIDを非表示/違反報告)
破遜マイ(プロフ) - めっちゃ面白いです!頑張ってください! (2019年5月10日 13時) (レス) id: 3425e750d4 (このIDを非表示/違反報告)
ラピス - とても面白かったです!更新頑張ってくださいね。 (2019年4月25日 19時) (レス) id: 326516dfed (このIDを非表示/違反報告)
たーち(プロフ) - ウーミンさん» わ〜!!ありがとうございます!頑張ります!! (2019年3月31日 21時) (レス) id: e4df9d50e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たーち | 作成日時:2019年1月14日 21時

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