【刀剣乱舞】鬼殺隊の任務 -本丸の護衛-【鬼滅の刃】

鬼殺隊.3 ページ3

『……………』


息が、できない。


今は、決して戦闘中でも、鍛練中でもない。

人生で一番大きく、中がバカ広い、"りむじん"という車に乗っていて本丸に向かっているところである。

前の運転席では、政府の役人が車を運転していた。

あくまでも私は、政府からしたら只の"話をしに来た護衛人"なのだからバレないようにしないと、


…それにしても、この車はやはり落ち着かない。


外では、満開の桜が季節を彩っていた。







『こ、これは……大きい。いや、でも』


お館様の家の方が大きいかな？なんて考えしまう。

りむじんを降り、本丸を目の前に歓声をあげていた。


役人「ここは比較的大きな本丸ですのでね、…では、私はこれで失礼します。」


『あ、ありがとうございました！！』


お辞儀をして見送った。

車が小さくなるまで見届けてから、早速中に入る。


それにしても…広いな。



玄関のような所に来た。


『ここからでいいんだろうか…』
とりあえず、入ってみよう、となり玄関の戸を開けた。

玄関は少し大きめだが、普通の作りになっていた。しかし、それ以上に、誰もいない。


『困ったなぁ……』


これは、大声を出さなければならないのか……。

なるべく刀剣達の邪魔をしないように、近くの人に聞こえる程度に、と思ったが、




『ごめんください！！』




バカでかい声で叫んでしまった。


シンと静まり返ったが,すぐに足音が聞こえて、


長谷部「すまない。少しばたついていてな。俺はへし切長谷部。主のお世話係だ。」

　
…お世話係の時だけ異様にドヤ顔だったぞこの人。


『…よろしくお願いします。』


一応、改札はしておく。

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