鬼殺隊.12 ページ12
少しばかり、堀川さんとお話をしながら廊下を歩いた。
堀川さんは、明るくて優しくてしっかり者という感じが話していてじわじわ伝わってきた。
見た目は私よりも下に見えるが、性格は断然上だった。
元主、土方歳三さんの話もしてくれた。
歩きながら、会話を弾ませていると
和「国広?何してんだ?」
奥の部屋へと続く廊下を、あの綺麗な長い黒髪が特徴的な刀剣が歩いてきた。
よく見ると、後ろに、青髪を後ろでくくった刀剣と切れ長な赤い目をした刀剣を連れている。
堀「あ、兼さん!」
カネサン?あだ名……みたいだけど、名前ではないよね。
和「んん?なんだ?護衛人様を連れてるじゃねぇか」
話の話題が私に向けられると、後ろにいた二人がカネサン?の後ろから顔を出した。
堀「うん!お昼御飯が用意できたみたいなんで、兼さん達も行こう!」
堀川さんの表情や声が明るくなった。
この人と仲いいのかな?
じぃ〜とカネサン?を観察していると、その視線に気づいたのかフッと笑った
和「そういや自己紹介がまだだったなぁ、オレは土方歳三の愛刀、かっこ良くて強ーい最近流行りの刀、和泉守兼定だ。」
『和泉守さん、よろしくお願いします…!』
ここで、ある疑問が出た。
『お二人は、同じ主に仕えていたんですね。』
新撰組副隊長、土方歳三。
私も、1度くらいは名前を聞いたことがある。
和泉守さんは打刀、堀川さんは脇差、としていろんな世の末を体験していたのかな。
堀「はい!そうなんです!」
安「堀川と兼さんは、土方さんに仕えていた相棒なんだよ。」
青髪の刀剣が、体を乗り出して教えてくれた。
たぶん、この刀剣にとって元主は今の主と同じくらい大切なんだろう。
青髪さんの言葉に、二人は顔を綻ばせた。
安「僕は大和守安定、土方さんと同じ新撰組の沖田くんが使っていた打刀なんだよ。」
大和守さんが喋り終わってすぐに、赤目の刀剣も身を乗り出してきた。
加「俺は加州清光、こいつと同じ沖田総司が使ってた打刀だよ、まぁよろしく。」
少し首をかしげて言った。
かわいい…こんな綺麗な顔してるのに、かわいいって思わせるなんてやっぱすごい。
『大和守さんに、加州さんですね。よろしくお願いします!』
私が笑いかけると皆、笑顔になって頷いてくれた。
加「あと新撰組といったら長曽根かなぁ?」
『長曽根…?』
堀「後で紹介するので、とりあえず大広間に行きましょう。」
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凛音 - 本当に面白いです!続きがめっちゃ気になります!頑張ってください! (10月31日 18時) (レス) @page15 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
アン - とても面白かったです!更新頑張ってください(*´∇`*) (2022年1月9日 3時) (レス) @page15 id: b2b8bd1608 (このIDを非表示/違反報告)
破遜マイ(プロフ) - めっちゃ面白いです!頑張ってください! (2019年5月10日 13時) (レス) id: 3425e750d4 (このIDを非表示/違反報告)
ラピス - とても面白かったです!更新頑張ってくださいね。 (2019年4月25日 19時) (レス) id: 326516dfed (このIDを非表示/違反報告)
たーち(プロフ) - ウーミンさん» わ〜!!ありがとうございます!頑張ります!! (2019年3月31日 21時) (レス) id: e4df9d50e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たーち | 作成日時:2019年1月14日 21時