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片耳イヤリング 〜kt×in〜 ページ8

「おはよぉ、」

「あれ、いのちゃん今日早いね。」

「めざましあったから。」


早めに来た楽屋。

集合まで時間があるから、いたのは山田と圭人。

荷物をおいて、圭人、山田、と座ってある椅子の横に並ぶように座った。


「あ、いのちゃん、それイヤリング?」


右側にいた山田が気づいて耳たぶを触ってくる。


「うん、だいぶ前にもらってたんだけど、なんか気分でつけたくなっちゃって。」

「そっか。なんか新鮮。」

「そう?」

「しかも片耳じゃん?なんかオシャレ〜」

「そう、右だけなんだ〜」

「え、」


圭人の椅子がガタッと鳴り、びっくりして圭人の方を見る。


「ん?」

「あ、…いや、何でもない。」

「え、なに?絶対何でもなくないよね、」

「…あのね、「おはよーー!」

「あ、裕翔、おはよー」

「お、いたいた、圭人、マネージャーさんが呼んでる。」

「ほんと?じゃあ、いのちゃん、また後で。」

「う、うん。」


なんだったんだろ。

気になるけど、帰ってきたら教えてもらおう。


「え、いのちゃん、なんか圭人と話してた?ごめんね、」

「ううん!全然大丈夫。」


そう?と心配そうにする裕翔。

そんな急ぐことじゃないし。

大丈夫、だよね?

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作者名:香音 | 作成日時:2018年10月20日 14時

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