検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:6,065 hit

#2 ページ13

「いのちゃんは?」


「勉強して帰るって。」


「あーそっか。」



いのちゃん頭いいもんな。



「…あ、あの映画見た?この前言ってたやつ。」


「好きって言ってたやつでしょ?見たよ!めっちゃ好き!!」


「だろ?大ちゃんならわかってくれると思ってたんだよなぁ。」


「ついでに主題歌もかっこよかったから返すついでにCD借りちゃったよ。」


「分かる!おれも同じことした!」


「まじか!あれいい歌だよなぁ。」


「今度カラオケ言ったら一緒に歌お。」


「もちろん!」



山田の好きな映画、好きな歌、

全部全部好きになってるのに、山田に染まっていくのに、

心に穴が開いたように1つ、たった1つ、

どうしても好きになれない、

君の好きなひと。

でもそれは、映画や歌と同じくらいキラキラ輝いてる。

それに気づいたら、やっぱり敵わないって思う。

ダメかなって諦めたくなる。

ずるいよ、いのちゃん。

ほんとの山田はあんなに口下手じゃなくて、ここで話してるみたいにこんなにも生き生きと楽しそうに話すんだよ。

本当の姿より、おれはそっちのほうが羨ましかったりするんだ。

どうしてかわかる?

#3→←君の好きなひと 〜ym×ar〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
27人がお気に入り
設定タグ:HeySayJUMP , BL , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:香音 | 作成日時:2018年10月20日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。