【テニプリ】ペテン師の騙し方

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『テニスの試合かぁ・・・もう何ヶ月も見てないなー・・・』

丸井「お前、テニスしてたのか？」

『うん、前はね』


前は・・・テニスが好きだった・・・



けど・・・






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麻奈「ま、そんなことよりさ、今日どっか行かない？」



麻奈は話をそらすように割り込んできた



『どっかって・・・どこ？』

丸井「お、いいじゃん！ケーキバイキング行こうぜ！」

仁王「そればっかじゃのぉ」

丸井「新しくできた店だぜ？ぜってぇ旨いから！」

麻奈「じゃあ、ケーキバイキングにする？」

『いいね、バイキング好き！』


ケーキだったら、あんまり食べられないかもしれないけど・・・



丸井「じゃ、決まり！！」



チャイムが鳴り、丸井は鼻唄混じりで席についた

麻奈と仁王も「楽しみだな」と言い、席に戻った






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放課後




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丸井「よっしゃー！！！行くぞ！！！」

『ねぇ、今更だけど部活は？』

仁王「今日は休みぜよ」

麻奈「へぇ、休みあるんだ」

丸井「たまにな・・・それより、早く行こうぜ！！」



待ちきれないという様子で、バッグを持ってそわそわしている



『よし、行きますか』




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丸井「ここだ」

『おー！！！』

麻奈「可愛い」

丸井「だろぃ？早く行かねぇと、この時間は混みやすいぜ」


こんな店を男子が知ってるって・・・モテるんじゃない？←



店に入ると、丸井の言ったとおり満席で、女性客で賑わっていた


私たちは、ギリギリ席に座ることができたが

後ろを見ると、すでに列ができていた




『人気なんだね』

丸井「おう、雑誌に取り上げられてたし、テレビでも紹介されたしな」

麻奈「そうなんだ・・・」

仁王「お前さんら、雑誌読まんのか？」

「『読まない』」

仁王「・・・意外じゃの・・・」



雑誌ねぇ・・・読まないな・・・興味がないこともないけど・・・




席には、私と仁王、向かい側に麻奈と丸井が座った




麻奈「え、ちょっと・・・頼みすぎじゃない？」

『全部食べるの？』

丸井「当たり前だろぃ？まだまだ食うぜ！」

仁王「また真田に怒られるぜよ」

丸井「う・・・い、いいんだよ！今日は！」



丸井って・・・着痩せするタイプなのかな？


全然太ってる感じしないな・・・羨ましい・・・

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