◇ 14 ページ16
仁王「・・・柳生?」
『うひょひょひょ、ベストショットですな』
不気味な笑みを浮かべながらケータイを構え、連写するAに苦笑いを浮かべる仁王
仁王「柳生に彼女がおるなんて、聞いたことないが・・・」
『そういうこと、自分から話すような性格じゃないでしょ
あれはどう見ても、女の子待ってますよ、仁王氏』
確かに、柳生はソワソワし、時計をチラチラ見ては、服装をこまめに直している
仁王「・・・追跡する気満々って感じじゃのぉ、水野氏」
『だって、仁王氏は気にならぬのですか・・・柳生氏のお相手を・・・』
仁王「そりゃ・・・気になるぜよ・・・」
『では、答えは一つしかありませぬな』
変な口調ではりきるAに、仁王はため息をついた
デートはどうなったんだ・・・と
・
『お、来たようですぞ・・・むむ、あれは・・・』
仁王「・・・生徒会の奴じゃの・・・」
そこに現れたのは、生徒会に入っている女子生徒だった
『ほぉ、柳生氏は、あーいう子が好みなのですな・・・なるほど・・・』
そう言いながら、また連写を始めるAに仁王は頭を小突いた
『動きましたぞ!!』
仁王「・・・本当に着いて行く気か?」
『当然なり』
Aが楽しそうだから、まぁいいか・・・と、苦笑いを浮かべながら着いて行く仁王であった
・
・
仁王「どうやら、買い出しみたいじゃの・・・」
『そうみたいだね・・・』
そこは、学校で使われているものがたくさん並んでいる店だった
『なんだ・・・デートじゃないのか・・・』
仁王「いや、まだどこかに行くみたいぜよ」
柳生たちが動き出したのをみて、2人も後を追う
『・・・・・・・ここもまた・・・』
仁王「文房具屋か・・・」
着いたのは、大きなショッピングモールにある文房具屋だった
デート説が遠のいて行く・・・と落胆するA
文房具屋は小さいため、中に入るのは危険と判断し、違う店の影に隠れていた
『・・・長いな・・・』
2人は雑談を繰り広げており、なかなか出てこない・・・
暇なAの目に、ふとキャンドルが目にとまった
そこには、お菓子の形をしたものや、卵型のものなど
可愛らしいキャンドルがたくさん並んでいた
仁王「お前さんも、こういうの好きなんじゃのぉ」
『え!?・・・ま、まぁ・・・』
意外じゃの・・・と呟く仁王に、Aはムスっとした
60人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「テニスの王子様」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神楽(プロフ) - 真ちゃんなう!さん» ありがとうございます!更新遅くなって申し訳ないです・・・これからもよろしくお願いします! (2015年10月25日 1時) (レス) id: d406579e92 (このIDを非表示/違反報告)
真ちゃんなう!(プロフ) - 続き楽しみしてます!更新頑張ってください!! (2015年10月24日 20時) (レス) id: 883ad8778b (このIDを非表示/違反報告)
丸井あーや(プロフ) - 神楽さん» ブンちゃん登場めっちゃ嬉しい笑 可愛いです♪ぜひ書いてください♪(^^) (2014年9月16日 6時) (レス) id: 25e7a9f21c (このIDを非表示/違反報告)
神楽(プロフ) - 丸井あーやさん» いつもありがとうございます!ブンちゃん登場です!やっぱ、ブンちゃん一番好きです・・・また書くかも・・・ (2014年9月16日 0時) (レス) id: d406579e92 (このIDを非表示/違反報告)
丸井あーや(プロフ) - おー!ブンちゃん登場(^^)これからも楽しみにしてます♪ (2014年8月31日 11時) (レス) id: 25e7a9f21c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:神楽 | 作成日時:2014年8月11日 0時