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ニキのダンスと私の歌の練習が終わり、気づけば12時をとっくにまわっていたことに気づき、
昼食をとりに行こうという話でスタジオビル一階の
喫茶店へ足を運んだ。
『 Entitles 』
音楽好きやスタジオ利用者が集う憩いの場として皆から愛されている場所。
ここに集まる色んな人の芸術への想いや物語が集まって一つの作品になり続けるという思いからこの名前にしたのだとか。
カランとドアベルがなると
カウンターテーブルの奥から声がした。
?「Aちゃん、ニキ、いらっしゃい」
そう言って優しく笑うこちらの男性はヒスンさん。
このカフェの店員さんで、ニキが通うダンススクールの先輩でもある
「ヒスンさんこんにちは〜!」
NK「先輩こんちは」
軽くお辞儀をしてカウンターに座る。
頼んだアイスカフェラテとキャラメルラテが来ると、ヒスンさんもひと段落ついたようでカウンターテーブルに座った。
HE「今週も練習しにきたんだね、偉いね〜熱心で」
僕も見習いたいよ、とヒスンさんは自身を
「ヒスンさんのダンスはいつだって素敵ですよ、努力がダンスから滲み出ていますもん。
ダンススクールでエースはるくらい素敵なダンサーじゃないですか!」
自信を持って欲しくてそう励ます。
ニキのダンス発表会のついでに彼のダンスを一度見たことあるが、ニキとはテイストの違う、力強く、野心的であるが緩急のついたダンスでそれは美しかった記憶がある。
HE「そんなに褒めてもらえるだなんて嬉しいよ。ありがとうAちゃん」
嬉しそうに笑う笑顔もさすが女性客の心を掴む訳あってイケメンだ。
そして先程からニキからの視線が痛いのですが…。
NK「ゆーて1回しか見たことないくせに」
そう言って顔を逸らしてキャラメルラテを啜るニキはやっぱりまだ子供。
ヒスンさんはそれを聞いて苦笑い。
HE「ニキのダンスはダンススクールの中でトップを争うくらいレベルが高いんですよ」
そう言って話を変え、ヒスンさんはニキの機嫌をとろうとするが、彼はむすっとした顔であざす、と小さく言うだけ。
ほんっとに顔に出やすいくらいバカ正直なんだから。
こういう時は奥の手がある。
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らりらり - NIKIもう本当に好っきぃ!尊… (2021年7月22日 17時) (レス) id: 5cb96f2792 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:clock | 作成日時:2020年12月14日 0時