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Aは泣き虫で面倒くさがりなくせに頑固である。
その事をよく知っているのは宇髄天元とお館様の他に時透無一郎だろう。
Aという人間は時透無一郎が鬼殺隊になる前の記憶をなくしている時から時透にしょっちゅう絡みに行っていた勇者である。(周りからよく勇者と呼ばれていた)
もちろん時透だって最初のうちは
「柱の時間と君の時間は全く価値が違う」
「君がそうやって僕に話しかけている間に何人死ぬと思ってるわけ？」
など罵倒したり時にはしつこすぎてAの首に手刀をくらわせ気絶させることもあった。
だが、それでもだ。
Aは諦めずに泣きながら復活して時透についてまわった。
「友達になりたい。」
「もっと時透くんを知りたい。」
罵倒しても手刀をくらわせてもめげずにいつも同じことを言ってくるAにとうとう時透は折れてしまった。
だからAが赤と白の男の子と友達になりたいと言い出した時はその男の子に同情した。
"こいつはしつこいから気をつけとけよ"と。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
時透と別れて自分の教室に入る。
そこには個性で見た目が不思議な人もいれば普通に平凡そうな人もいた。
キョロキョロと周りを見ているとさっきの頭が特徴的な男の子が目の中に飛び込んできた。
大人しい性格の子なのだろうか。
静かに自分の机を見ている。
周りの子と話したりは全然していなかった。
Aは思った。
別に周りの子と喋ってもないし全く面白くない机をひたすら見てるのだからあの子は今現在暇だろうと。
暇=喋りかける。
Aは早速男の子に話しかけることにした。
出来れば時透のように長期戦にはなりたくないと思いながら。
『初めまして。私の名前は宇髄A。
君は？』
「……え、と。僕は轟焦凍……」
控えめにだが返事を返してくれた。
焦凍というらしい。
私は満面の笑みでよろしく、という前に相手が口を開けた。
「君も、父さ……エンデヴァーが目的なの？」
ん？？？
『エンデヴァーって……誰？』
「えっ知らないの？No.2ヒーローの……」
正直自分はヒーローのことを知らないし知っていてもオールマイトぐらいしか知らない。
そもそも母が喰われるという事件からそこまでヒーローのことが好きと思えなくなっているため事件以来ヒーローの話など一切しなかった。
『ごめん、ヒーローにそこまで興味ないからわかんない。
エンデヴァーがどうしたの？』
彼は目を見開いて固まった
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赤みの黒(プロフ) - めっちゃ面白くて大好きです！無理せず頑張って下さい！ (2020年11月5日 9時) (
レス) id: b60d53a004 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - 更新待ってます！！ (2020年8月14日 0時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
Yes！！ - 面白いです!！更新を楽しみにしているので（無理の無い程度に）頑張ってください!応援してます!！ (2020年6月14日 22時) (レス) id: 21f7438531 (このIDを非表示/違反報告)
青春を返せ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2020年5月16日 13時) (レス) id: f38cd6c1be (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 更新されるの楽しみ待ってます！！！ (2020年4月27日 19時) (レス) id: a9119a2c12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｽｩｯｯ x他1人 | 作成日時：2019年5月31日 18時
