意外と繊細な ページ33
少し走った後、乱歩が足を止め全員が立ち止まる
乱「此処まで来れば平気だね、疲れた疲れた」
国「暫く此処で休むか…」
何人か息を切らしながら水分を取り、汗を拭う
「ふぅ……皆御免ね〜巻き込んじゃって」
寺「…別に、神田達が気にする事じゃ無いんじゃない？」
「まぁそうだよな、絡んで来たのあっちだし…寧ろお前等いて来れて助かったわ」
治達の班のもう1人の男子が笑い飛ばす
太「そうだね。A達の班ならまだしも、私達だけでは危なかった」
「まぁお互い一緒に居て良かったのかもね……治、こっち向いて」
太「ん？」
「1発食らった？口の端切れてる」
治の口元に触れようとすると、治が誰かに引っ張られる
「太宰君大丈夫！？こ、これ…水でハンカチ濡らしたから使って」
太「ありがとう篠原さん。使わせて貰うよ」
(…ほぉ…私でも判りやすいな)
篠原さんは治の事好きなんだな
寺「…嫉妬？」
「はい？」
寺「じっと見てるから」
「別に？彼奴やっぱモテるなぁって思ってただけ」
珍しい、というか初めてだな…寺坂がこんなにグイグイ来るの
寺「…神田は良いの？」
「何が？」
寺「取られちゃうかもよ、好きな…じゃ無いな…大事な人？」
「…取られるって、抑も私のじゃないし」
寺(……あぁ、はい)
「そう思ってるのは神…ング」
何かを言いかけた私の口元にハンカチが当てられた。そのまま神田から離される
太「Aー！口元の血拭って？」
「自分でやりなよ」
太「キスでも良いよ♪」
「中也、殴って良いよ」
寺「…何？」
立「お前思考と発言が逆転してたぞ」
相手は立原だった。呆れた顔でそう言い放ち視線を神田に移す
立「あんま要らねェ事言うなよ」
寺「ごめん口が滑った……てか、何でハンカチ？」
立「あ？素手じゃ嫌だろ？…人殴った後でもあるしよ」
じっと立原を見る
立「な、何だよ」
寺「立原って意外と繊細なんだと思って」
女子かよ
立「何だよ意外とって！」
寺「見た目に反してって意味だよ」
国「……む？おい神田、お前達の班1人足りなく無いか？」
「え？ひいふうみ………あれ、山中さんは…？」
「「えっ……」」
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アクエリアス(プロフ) - 紅生姜さん» ここ数ヶ月更新が停滞してしまいすみませんでした…！これからまたぼちぼち更新していきたいと思っているので、よろしくお願いします！楽しんでいただけたら幸いです！ (2019年8月5日 19時) (
レス) id: aac96d2a4f (このIDを非表示/違反報告)
紅生姜 - とても面白かったです！だいぶ前から見ていたのですが最近更新が早いのでとても楽しみにしてます (2019年8月4日 17時) (レス) id: d538ff0020 (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - RIRIAさん» ありがとうございます！そんな、何回もですか！？わ、ホントに…ありがとうございます(*´Д｀*)頑張ります！ (2019年2月27日 18時) (レス) id: aac96d2a4f (このIDを非表示/違反報告)
RIRIA - すっごく面白いです！何回も読ませて頂いています！更新、頑張って下さい！待ってます〜！ (2019年2月27日 0時) (レス) id: 6222c289eb (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - 涼雅さん» 良いですよね、修学旅行！私は小6の頃日光に行きました！舞台として京都と沖縄で迷ったのですが、沖縄でお送りしてます(^ ^)素人の文章ですが、沖縄での修学旅行を楽しんで頂けたら幸いです！太宰、良いですよね！！ (2018年8月10日 18時) (レス) id: aac96d2a4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アクエリアス | 作成日時：2018年5月20日 0時
