文スト学パロ！3【双黒】

電車 ページ13

「「……眠い」」


中「ちゃんと歩け！電車間に合わなくなんだろうが！」


「始発は辛い」


修学旅行…行き先は沖縄、3泊4日の旅

まずは電車で空港まで行かねばならない


「あ、谷崎おはよう」


谷「おはようAちゃん、楽しみだね」


「ねー、自由行動中会えるかな？」


谷「会えると良いね」


電車を乗り継ぎ、東京へ出る…が


「東京…恐ろしや」


中「谷崎何処行った…⁉」


太「車内で人に揉まれて消えてしまった…っ」


超満員電車に揉まれています


中「うぉお！(小声)」


太「A…端っこ取れた」


「中也こっち…っ」


治に腕を引かれながら中也を引っ張り出して扉横の角へ滑り込む


太「これで取り敢えず…っわ」


電車の揺れと人でフラついた太宰が壁に片腕を付いた…


太「ちょっと中也押さないでよゴリラ！」


中「押したくて押した訳じゃねーよ！離れようにもAに腕掴まれて無理なんだよ！」


壁に背を預ける神田が太宰越しに中也の腕を掴んでいる。それにより、辛うじて中也が流されるのは防がれていた

※迷惑防止の為小声でお送りしています


「中也逸れたら大変じゃん…てか治」


太「ん？…ぁ」


「堪えんの辛くない？別に寄り掛かっても良いよ」


壁に腕を付いた所為で密着するかしないかまで縮まった距離…神田に覆いかぶさる様に太宰は立っていた


太「大丈夫だよ、Aが潰れてしまうからね」


「そう……あ、やっぱこうして見ると身長差あるね」


至近距離で見上げられて心臓が跳ねる


太(……何この状況…恥ずかしいのだけど…)


そんな事を考えているとまた電車が揺れた…さっきとは逆の動きに中也が引っ張られる


中「のわ…っ」


「わ…っと」


中也を掴んでいた神田が連動して前のめりになる…と当然太宰にぶつかる


太「おっと…大丈夫かい？」


座席の棒を掴んだまま、壁についていた腕を背中に回して神田を支える


「平気…中也、生きてる？」


中「…ぉう……なんとか」


太「あ、着いたよ」


「ほれ中也頑張れ」


中也の手を引いて電車を出る……と


谷「す…すいません…っ…降ります…！」


「わー谷崎ー！！」


扉が閉まらない様、片足を電車に入れて谷崎を引っ張り出す…御免なさい、でも此処で降りないと多分谷崎戻って来れなくなる



※良い子は真似しないでね

朝会→←ショッピング

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す